ムケイチョウコク×文喫『幻惑するリテラチュア』

写真拡大 (全4枚)


2024年9月26日(木)~10月27日(日)文喫  六本木にて、ムケイチョウコク×文喫『幻惑するリテラチュア』が開催されることが決定した。

圧倒的な没入度と丁寧な世界観で高い評価を得ているイマーシブシアター団体ムケイチョウコクと、他にはない特別な空間と世界初のMRプラットフォームを使用した体験型コンテンツ「ボイスフレンド」が話題を呼んでいる文喫 六本木のコラボが実現した。

イマーシブシアターとは、近年話題となっている没入型・体験型演劇の総称。固定のステージや客席がなく、ひとつの物語空間の中を演者と観客が移動しながら作品を体験するというもの。

ムケイチョウコクのイマーシブシアターには2つの参加方法がある。より主体的に物語世界に参加したい方は、物語の中の登場人物として、時にはキャストが演じるキャラクターたちと会話をしながら物語を楽しむことができる。キャラクターや物語を追いかけたい方には、登場人物たちからは見えない存在として、会場内を心の赴くままに移動できるチケットを用意。追いかけた足取りによって一人ひとり異なる物語を体験できる。

そして、ボイスフレンドとは世界初のMRプラットフォーム「Auris」を使用した音声体験コンテンツ。イヤホンを装着し、専用スマホを首から下げて店内を歩くと、自分の行動や動きに合わせてイヤホンから声や音が聞こえる。言葉に耳を傾け、身を委ね、自分だけの物語体験を楽しむことが可能。

今回の企画では、昼は「ボイスフレンド『Whisper to you』」でイヤホンから聞こえる声に身を委ね店内を歩き、夜は「イマーシブシアター『明晰夢』」の登場人物としてキャラクターと交流しながら物語を紡ぐ。ボイスフレンドの声は、舞台を中心に映画、ドラマなど、幅広いジャンルで活躍し続けている鈴木拡樹が担当することが決定。

双方に参加することで物語への没入度が高まる、新しいエンターテインメントの形がスタートする。

【「イマーシブシアター『明晰夢』」あらすじ】
「本屋にはたくさんの物語が詰まっている。だから時々、不思議なことが起こるんだよ。
例えばそう。言葉たちが歌い踊り、願いが叶う、深い深い森に迷い込んでしまったりね……」

ここは、文喫 六本木。
今日は少しだけ早く閉店して、いくつかの集まりが開催されている。
喫茶室の手前では、個性豊かな参加者たちが集う、読書会が。
喫茶室の奥では、新作発表が期待される小説家の、取材会が。
研究室では、古い民話に記された〈コトノハノモリ〉について調べる、研究会が。

人々は皆、心のどこかで願っている。
「もしも今夜、この本棚の隙間から、森への入口が現れてくれたなら」

心のページに閉じ込めた、孤独、秘密、過去、希望。
言葉を重ねるほどに、わかりたい、わからない、伝えることができない想い。

意識と無意識の狭間で。
それぞれの胸に抱きしめた、大切な一冊の表紙を開くとき。
深い深い森から、歌声が聞こえる……

【「ボイスフレンド『Whisper to you』」あらすじ】
「また、いつでもここで。私たちだけの、秘密のおしゃべりをしよう」

ここは文喫 六本木。
空間に足を踏み入れると、どこからか、不思議な声が聞こえてきます。
周りを見てみると、どうやら他の人には聞こえていない様子。
声は、あなただけにそっと語りかけます。
「言葉を使って、君と話がしてみたい」と言って。
導かれるように声との対話を重ねながら、あなたは本棚の小道を歩んでいきます。
その先々で出会うのは、誰かの物語のカケラ。そして、あなた自身の物語。

秘密のおしゃべりの果てに。
声があなたにささやく、大切な思いとは……?