2024年のトレンド! 痛いコスメ「リードルショット」を試してみた - 気になる痛みはどれくらい?
昨今、肌に刺激を与えて肌悩みを改善する美容医療への関心が高まり、痛みやダウンタイムと引き換えに美を手に入れようとする人は少なくない。
それは、化粧品でもしかり。『日経トレンディ』でも2024年の注目アイテムとして紹介され、今年話題を呼んでいるのが"痛いコスメ"だ。今回は、痛いコスメの中でも注目度の高い、韓国ブランドVTが提供する美容液「リードルショット」を試してみた。
2024年注目の痛いコスメ「リードルショット」を試してみた - 顔にぬれないほどの痛みがあるってホント?
「リードルショット」ってどんな美容液?
リードルショットは、刺激を受けると回復力を取り戻そうとする肌の働きを利用した導入美容液。シリカという天然成分でできた超微細の美容針で刺激を与え、そこに美容成分を入れ込み、角層深くまで届けるという。
肌荒れを防ぐ整肌成分といわれるツボクサエキスを含んだ独自成分は、肌のキメを整え、すこやかに保ってくれるのだとか。
左からリードルショット 100、300、700
本アイテムは、50、100、300、700と刺激の強さを選ぶことが可能。数が大きくなればなるほど美容針の配合量が高くなり、同時に痛みも強くなる。そのため、公式サイトでも、数の小さいものから少量ずつ使用し、徐々にステップアップさせていくのがおすすめだ、としている。
ちなみに、公式のオンラインショップはもちろんドン・キホーテなどでも販売されており、手に入りやすいアイテムだ。では、実際の使い心地はどんなものだろう? 美容医療経験者であり、あまり肌トラブルなどを経験したことのない肌強めのアラサー筆者が、100・300・700の3種類を試してみた。
初心者におすすめ「リードルショット100」(3,520円)
まずは100を手の甲に出してみると、そこまで痛みや刺激は感じられない。だが、美容液を伸ばしてみると、わずかだかヒリヒリした感じがやってくる。
「リードルショット100(50ml)」3,520円
実際、顔に塗ってみると皮膚の薄い部分は多少ヒリヒリした感覚があるものの、個人的に想像していたほどの痛みではなかった。毎日使用してもOKとのことで、数日間試したが、トラブルなどはなく多少肌がふっくらした感じを得られた。
初心者でも使いやすい
ちなみに、テクスチャーはやわらかく伸びがよいのに加え、特段香りもないので匂いに敏感な人でも使いやすい。
100はリードルショット初心者にはちょうどいいアイテムではないだろうか。
しっかりした痛みが特徴の「リードルショット300」(4,730円)
リードルショット100で数日肌を慣らしたのち、今度は300に挑戦する! まずはいつも通り、手の甲に美容液をワンプッシュ。ここまでは100と同様、大した刺激は感じない。
「リードルショット300(50ml)」4,730円
だが、伸ばしてみると……ヒリヒリ&ピリッとした感じが100よりもやや強めにやってくる。実際、顔にのせるとそれが顕著で、特に皮膚の薄い目周りはヒリヒリしたあと、肌がじんわりあったかくなっていくような感覚を覚えた。
ほんのわずかな量からはじめてほしい
100よりも痛みは感じたが、個人的に我慢できない感じはない。それでも、明らかに通常の美容液とは違った刺激を感じるので、量は調整しながら使用してほしい。
ちなみに、こちらも100と同様、伸びのよいテクスチャーでべたつかず夏の時期でもサラっと使うことができる。
強刺激! 攻めのアイテム「リードルショット700」(6,380円)
700は、クリーム状のややかためのテクスチャー。これを手の甲に置くと、2つの美容液とは異なり、この時点でわずかだが刺激を感じる。さらに、美容液を皮膚に塗りこむと、そのピリピリ感&ヒリヒリ感にびっくり!
「リードルショット700(30ml)」6,380円
300で数日間慣らしていたものの、これは比べ物にならない! わずかな量を頰のあたりにのせたが、肌強めの筆者でもかなりのチクチク感とヒリつきを感じた。顔全体に塗ろうかと思ったが、強烈な刺激から全体への塗付はあえなく断念。
赤みなどは出なかったが、塗って5分程度チクチク感が持続したのと、1時間後に塗付箇所を指のはらで押してみるとまだチクッとした痛みが走った。
だが、翌日の肌の弾力やもっちり感は、ほかの2つに比べて感じられたように思う。
美容針570,000本配合した強烈な刺激。ワンプッシュでも最初は多すぎる。ほんの少しずつの使用がおすすめ
ただし、700は肌トラブルを抱えている人や肌が弱い人は避けた方が無難。個人的にもし使うのであれば、スペシャルナイトケアとして1カ月に数回、皮膚の厚い箇所に塗るのがよいかもしれない。
まとめ
初心者なら100、痛いコスメに慣れている人は300、より重点的なケアをするなら700といったところだろうか。だが、700はしっかり痛みがあるので、コンディションがよいときに慎重に使用してほしい。
約10日間使用し、現段階で大きな変化はないものの、わずかにハリが出たように感じる。
ちなみに、リードルショットを使った後は徹底して保湿を! 刺激を伴うため、個人的には通常の導入美容液などよりも乾燥しやすいように感じた。
また、注意書きにもあったが、種類の異なるリードルショットの同時併用や美容デバイスとの併用はNG。使用タイミングとしては、朝や昼は避け、ナイトクリームとして使ってほしい。加えて、肌が刺激を受けたあとは紫外線に弱くなる可能性があるとのことで、外出時の日焼け止めはマストとなっている。
今年注目を浴びる痛いコスメ「リードルショット」は、従来のコスメとは違う新しい美容体験を届けてくれた。万人受け商品とは言えないが、攻めのスキンケアを試してみたい方は、ぜひトライしてみてはいかがだろう。
取材協力:VT COSMETICS
それは、化粧品でもしかり。『日経トレンディ』でも2024年の注目アイテムとして紹介され、今年話題を呼んでいるのが"痛いコスメ"だ。今回は、痛いコスメの中でも注目度の高い、韓国ブランドVTが提供する美容液「リードルショット」を試してみた。
「リードルショット」ってどんな美容液?
リードルショットは、刺激を受けると回復力を取り戻そうとする肌の働きを利用した導入美容液。シリカという天然成分でできた超微細の美容針で刺激を与え、そこに美容成分を入れ込み、角層深くまで届けるという。
肌荒れを防ぐ整肌成分といわれるツボクサエキスを含んだ独自成分は、肌のキメを整え、すこやかに保ってくれるのだとか。
左からリードルショット 100、300、700
本アイテムは、50、100、300、700と刺激の強さを選ぶことが可能。数が大きくなればなるほど美容針の配合量が高くなり、同時に痛みも強くなる。そのため、公式サイトでも、数の小さいものから少量ずつ使用し、徐々にステップアップさせていくのがおすすめだ、としている。
ちなみに、公式のオンラインショップはもちろんドン・キホーテなどでも販売されており、手に入りやすいアイテムだ。では、実際の使い心地はどんなものだろう? 美容医療経験者であり、あまり肌トラブルなどを経験したことのない肌強めのアラサー筆者が、100・300・700の3種類を試してみた。
初心者におすすめ「リードルショット100」(3,520円)
まずは100を手の甲に出してみると、そこまで痛みや刺激は感じられない。だが、美容液を伸ばしてみると、わずかだかヒリヒリした感じがやってくる。
「リードルショット100(50ml)」3,520円
実際、顔に塗ってみると皮膚の薄い部分は多少ヒリヒリした感覚があるものの、個人的に想像していたほどの痛みではなかった。毎日使用してもOKとのことで、数日間試したが、トラブルなどはなく多少肌がふっくらした感じを得られた。
初心者でも使いやすい
ちなみに、テクスチャーはやわらかく伸びがよいのに加え、特段香りもないので匂いに敏感な人でも使いやすい。
100はリードルショット初心者にはちょうどいいアイテムではないだろうか。
しっかりした痛みが特徴の「リードルショット300」(4,730円)
リードルショット100で数日肌を慣らしたのち、今度は300に挑戦する! まずはいつも通り、手の甲に美容液をワンプッシュ。ここまでは100と同様、大した刺激は感じない。
「リードルショット300(50ml)」4,730円
だが、伸ばしてみると……ヒリヒリ&ピリッとした感じが100よりもやや強めにやってくる。実際、顔にのせるとそれが顕著で、特に皮膚の薄い目周りはヒリヒリしたあと、肌がじんわりあったかくなっていくような感覚を覚えた。
ほんのわずかな量からはじめてほしい
100よりも痛みは感じたが、個人的に我慢できない感じはない。それでも、明らかに通常の美容液とは違った刺激を感じるので、量は調整しながら使用してほしい。
ちなみに、こちらも100と同様、伸びのよいテクスチャーでべたつかず夏の時期でもサラっと使うことができる。
強刺激! 攻めのアイテム「リードルショット700」(6,380円)
700は、クリーム状のややかためのテクスチャー。これを手の甲に置くと、2つの美容液とは異なり、この時点でわずかだが刺激を感じる。さらに、美容液を皮膚に塗りこむと、そのピリピリ感&ヒリヒリ感にびっくり!
「リードルショット700(30ml)」6,380円
300で数日間慣らしていたものの、これは比べ物にならない! わずかな量を頰のあたりにのせたが、肌強めの筆者でもかなりのチクチク感とヒリつきを感じた。顔全体に塗ろうかと思ったが、強烈な刺激から全体への塗付はあえなく断念。
赤みなどは出なかったが、塗って5分程度チクチク感が持続したのと、1時間後に塗付箇所を指のはらで押してみるとまだチクッとした痛みが走った。
だが、翌日の肌の弾力やもっちり感は、ほかの2つに比べて感じられたように思う。
美容針570,000本配合した強烈な刺激。ワンプッシュでも最初は多すぎる。ほんの少しずつの使用がおすすめ
ただし、700は肌トラブルを抱えている人や肌が弱い人は避けた方が無難。個人的にもし使うのであれば、スペシャルナイトケアとして1カ月に数回、皮膚の厚い箇所に塗るのがよいかもしれない。
まとめ
初心者なら100、痛いコスメに慣れている人は300、より重点的なケアをするなら700といったところだろうか。だが、700はしっかり痛みがあるので、コンディションがよいときに慎重に使用してほしい。
約10日間使用し、現段階で大きな変化はないものの、わずかにハリが出たように感じる。
ちなみに、リードルショットを使った後は徹底して保湿を! 刺激を伴うため、個人的には通常の導入美容液などよりも乾燥しやすいように感じた。
また、注意書きにもあったが、種類の異なるリードルショットの同時併用や美容デバイスとの併用はNG。使用タイミングとしては、朝や昼は避け、ナイトクリームとして使ってほしい。加えて、肌が刺激を受けたあとは紫外線に弱くなる可能性があるとのことで、外出時の日焼け止めはマストとなっている。
今年注目を浴びる痛いコスメ「リードルショット」は、従来のコスメとは違う新しい美容体験を届けてくれた。万人受け商品とは言えないが、攻めのスキンケアを試してみたい方は、ぜひトライしてみてはいかがだろう。
取材協力:VT COSMETICS