次期最強GPU「RTX 5090」が、いろいろとヤバそうな件について
グラフィックの処理能力がヤバそう。そして価格も。
2024年末から2025年の3月までに、Nvidia(エヌビディア)の新しいGPU「GeForce RTX 50」シリーズが発売されるだろうというリーク情報が増えてきました。Dexertoの記事によれば、最初にリリースされるのはRTX 5090だ、いやRTX 5080だと、リーカーによって予想が異なっていますが、2022年のRTX 40シリーズ同様、まずはハイエンド寄りのモデルから発売するという流れは変わらないみたい。
ともあれ生成AIトレンドとともに重視されているNPUではなく、純粋なGPUの最新型となるRTX 50シリーズのなかでも頂点となるRTX 5090に期待している方も多いでしょう。いったいどんな性能を持っているのか、リーク情報から探っていきましょう。
なおリーク情報は巷のウワサと似たところがあるので、鵜呑みしすぎないようにご注意を。
もしかして、RTX 5090はRTX 4090より1.7倍も高速化する?
RTX 5090には最新最強となるBlackwellアーキテクチャのGB202が採用されると言われています。コイツのフルスペックはマジでモンスター 。RTX 4090で使われたAD102と比較すると、CUDAコアは16,384→24,576、ストリーミングマルチプロセッサ/レイトレーシングコアは128→192、クロックも2.52→2.9GHzに増大。理論上はデータ転送帯域幅が1TB→1.5TB/秒というGDDR7メモリにも対応しています。
メモリ容量は24→28GBに増える様子。ここが気になっている方も多いでしょう。
これらの情報から、RTX 5090はRTX 4090よりも1.7倍の処理能力を持つと言われています。体感レベルでもかなり速そう。
しかし、消費電力もアップしそう
RTX 4090の450Wという消費電力も並外れたものがありましたが、RTX 5090はさらにアップして500Wとなる様子。850Wくらいの電源だと足りなくなるかもしれない、という根源的な不安に襲われそうになりますね。
またRTX 4090は本来600Wまで電力供給できる12VHPWRコネクタが溶けたという話もあり、RTX 50シリーズでは対策されるんだろうかという不安も残ります。
ともあれRTX 5090の導入を考えている方は、電源も含めて予算を組んでおいたほうが良さそう。
そして、価格も上がるよね
最も気になる価格ですが、RTX 5090は1,699ドル〜になるというお話です。なお2022年10月に発売されたRTX 4090の初値は1,599ドル、日本国内での販売価格は29万8000円でした。当時の為替レートは146円ほどだったので、本体価格もレートも上がってしまったことを考えると、30万円突破はまちがいなし。うわー、働かなくちゃ。無駄づかい控えなくちゃ。
ただし、RTX 5090でなくちゃ感じられない世界はあるはず
導入のハードルがめちゃくちゃ高くなりそうなRTX 5090ですが、美しいCGを体験をしたい気持ちがあるなら狙うべきGPUとなるかもしれません。美麗CGなゲームの4K 240Hz表示が可能だろうという期待感があるし、両目8KのXRヘッドセットを動かせるポテンシャルもあるはず。VRChatなどのVRコンテンツも、アバターやワールドの真の美しさを味わえるようになると考えられるし。生成AIもより高速にローカルで動作させられるでしょう。
さらに、お買い得なRTX 4090が増えるかも
また最新モデルが登場すると、従来製品の相場が一気に下がるのも世の常です。RTX 4090が登場してからRTX 3090のお買い得品が増えたときみたいにね。
世代遅れ品になるとはいえ、RTX 4090のパフォーマンスはRTX 50シリーズ登場後も見逃せません。リーズナブルにハイエンドなグラフィック環境を手に入れたいのであれば、新品中古を問わず相場チェックを欠かさないようにしましょうね。
Source: Dexerto , WinFuture