【山口天気 夕刊7/19】梅雨の空から 真夏の空へ この週末がターニングポイントに! 連日続く猛暑日に注意が必要 入念な熱中症対策を
●きょう19日(金)は、昼前ごろから活発な雨雲が接近し、山口市では1時間に28.5ミリと、その他の各地でも土砂降りの雨が降りました。
●あす20日(土)もまだ大気の状態が不安定で、局地的に急な空模様の変化に注意が必要。蒸し暑い一日となるため、油断をせず水分補給を。
●あさって21日(日)の午前中は、まだにわか雨の心配がありますが、午後は広く日ざしが届きそうです。気温もぐっと高くなり、最高気温が35度を超えるところも。
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きょう19日(金)の朝のうちは日ざしも強く、真夏さながらの空が広がっていましたが、県内は太平洋高気圧の周辺部で湿った空気の通り道になっていたため、雨雲が発達しやすく、昼前ごろから各地でかなりまとまった雨が降りました。山口市では1時間に28.5ミリと、その他の各地でも土砂降りの雨が降りました。
県内は梅雨明け間近…というところでまた雨となりましたが、
九州南部、東海、関東甲信地方に次いで、きょう19日(金)は四国地方で梅雨明けの発表となりました。
県内はまだ湿った空気の通り道になっているため、あす20日(土)はまだ大気の状態が不安定ですが、あさって21日(日)になると、太平洋高気圧による雲のほとんどないエリアが県内にかかり始め、いよいよ梅雨明けの発表も期待できると見込んでいます。
県内でも夏の空が広がり始めると、今度は気温に注意が必要です。
この週末から22日(月)にかけて、濃い赤い表示が広がっています。
このため来週は、最高気温が35度を超える猛暑日が続々と増え始める予想です。
熱中症のリスクが非常に高くなるため、我慢をせずエアコンを活用して、部屋の中にいてもこまめな水分補給を徹底するようにしてください。
また日本の南側に目を向けてみますと、本日2つの熱帯低気圧が発生しました。
今後24時間以内に台風に変わる見込みです。
この熱帯低気圧の動きに関しては、来週も最新情報をお伝えしていきます。
あす20日(土)もまだ大気の状態が不安定で、局地的に急な空模様の変化に注意が必要です。長く降り続く雨ではないものの、一時的に強い雨や激しい雨も心配です。
太平洋高気圧の影響で暖かい南よりの風が県内に流れ込み続けるため、各地で最高気温は30度を超える予想です。あす20日(土)も蒸し暑い一日となるため、油断をせず水分補給を行いましょう。
あさって21日(日)の午前中は、まだにわか雨の心配がありますが、南にある太平洋高気圧の張り出しが強まるため、午後は広く日ざしが届きそうです。
気温もぐっと高くなり、最高気温が35度を超えるところも出てきそうです。熱中症のリスクも高くなるので、喉が渇いていなくても、こまめに水分補給を行って下さい。
来週22日(月)は二十四節気の大暑。一年でもっとも暑さが厳しく感じられる頃と言われていますが、まさにここから太平洋高気圧の張り出しがさらに強まり、ギラギラした強烈な日ざしの届く日が続きそうです。
連日、最高気温が35度を超える猛暑日となるところが多くなる見込みで、来週は梅雨の空から真夏の空へと、一気に変わる予想です。外に出る方は直射日光を避けて、より一層入念な熱中症対策を行って下さい。
(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)