昨夏から30kg近く馬体成長 “ベストマッチ”な小倉1800mの中京記念で初タイトルへ
元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が15日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。21日(日)に小倉競馬場で行われる中京記念(3歳上・GIII・芝1800m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。
田井氏は複数頭の名前を挙げたが、セオ(牡4、栗東・上村洋行厩舎)を真っ先にピックアップした。重賞はラジオNIKKEI賞・16着に続いて2回目となるが、「当時から馬体重を30kg近く増やし、見るからに筋肉の量、質が向上している」と違いを指摘。「バキバキの筋肉を誇示する上村厩舎らしい立ち写真」「血管がはっきり浮かび上がるほど洗練された皮膚が体調の良さを伝えてきます」と成長、仕上がりを絶賛した。
また、舞台適性に関しても太鼓判。父スピルバーグは胴長で大箱コース専科な産駒を多く出しているが、セオに関しては「小回りを苦にするイメージはありません」ときっぱり。「緩やかにカーブした後肢を畳みながら走るのでコーナリングが上手」「先行力も高く、立ち回りの巧さが光る」と解説。「爆発力ではなく巧さが問われる小倉1800mの中京記念は、まさにベストマッチな条件と言えるのではないか」と初タイトルを期待した。