偏差値35から東大・京大に受かる一貫校ランキング
(写真:haku / PIXTA)
過去最高の受験率となった今春の中学入試で際立ったのが、中堅校人気だ。
『週刊東洋経済』7月20日号の第1特集は「偏差値45からの中高一貫校選び」。中堅校の人気の理由を探るとともに、中学受験の最新動向を徹底解説する。
中高一貫校では一般に入試偏差値が高い学校のほうが難関大学受験に強いとされる。一方、近年では難関大への進学実績を伸ばしている中堅校も少なくない。
そこで各校の卒業生数に占める各大学の合格者の人数や割合を一定の基準で抽出し、偏差値が低い順に並べる独自のランキングを作成した。
対象は首都圏、関西、中部の中高一貫校で、日能研が2023年に発表した24年度の中学入試予想偏差値(予想R4偏差値=合格可能性80%)が確認できる学校。日程や方式により複数の偏差値がある場合は、最も低い偏差値データを採用した。
合格者数や卒業生数などの詳細な定義は記事末尾の「表の見方」を参照してほしい。
下位の偏差値からでも高みが狙える
東大や京大に2人以上合格者を輩出した中高一貫校は、偏差値35〜40でも複数あった。最終的には本人の頑張り次第だが、下位の偏差値からでも高みが狙えるのであれば、志望校選びが変わってきそうだ。
(注)対象は首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城)、関西(京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)、中部(岐阜・静岡・愛知)。2024年度の中学入試偏差値データがない学校は掲載せず。公立の一貫校は、一貫教育を受けた卒業生のいる併設型と中等教育学校のみとした。中学入試偏差値(24年度)は日能研発表の予想R4偏差値(首都圏は23年7月14日版、関西は23年7月22日版、東海は23年5月版)、合格可能性80%が目安。日程などにより複数の偏差値がある場合、最も低い数値を採用。合格者数と卒業生数は24年の数値。 国 は国立、 公 は公立、 私 は私立 (出所)大学通信、日能研
(注)対象は首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城)、関西(京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)、中部(岐阜・静岡・愛知)。2024年度の中学入試偏差値データがない学校は掲載せず。公立の一貫校は、一貫教育を受けた卒業生のいる併設型と中等教育学校のみとした。中学入試偏差値(24年度)は日能研発表の予想R4偏差値(首都圏は23年7月14日版、関西は23年7月22日版、東海は23年5月版)、合格可能性80%が目安。日程などにより複数の偏差値がある場合、最も低い数値を採用。合格者数と卒業生数は24年の数値。 国 は国立、 公 は公立、 私 は私立 (出所)大学通信、日能研
[表の見方]
・大学合格者データ
高校別大学合格者は大学通信調べ。私立大と一部の国公立大合格者数は、各大学発表で内部合格者や推薦などの人数を含んでいないことがある。その他は各高校に調査した人数で未集計や非公表の場合がある(5月末時点)。複数の項目に該当する合格者は、すべての項目にカウントした。・卒業生数
24年数値。全日制に通信制や定時制を併設している学校の卒業生数は全日制のみの人数を使用した。
(出所)大学通信、日能研
(木皮 透庸 : 東洋経済 記者)