古田敦也氏が考える現役ナンバーワン捕手とは? 「楽しみですよ」とした次世代捕手4人の名前

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DeNAの山本は攻守で存在感を示している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 ヤクルトのキャッチャーとして黄金時代を築き、現役時代は首位打者に輝くなど屈指の「打てる捕手」として知られ、現在はプロ野球名球会の理事長も務める野球解説者の古田敦也氏が現役世代の捕手について言及した。

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 7月13日に行われた巨人・DeNA戦の中継の中で日本テレビ野球中継の「DRAMATIC BASEBALL」のプレゼンターである亀梨和也さんがインタビューを行う形で対談。自身の野球人生の歩みや師匠である野村克也氏との思い出を振り返った。

 またその中で亀梨さんから古田氏が考える「現役ナンバーワン捕手とは?」と問われると、「若い世代が出てきているので」と今季存在感を示している巨人・岸田行倫、非凡な打撃センスが注目されている日本ハム・田宮裕涼、DeNA・山本裕大、ヤクルト・内山壮真の名前をあげる場面も。

 続けて「若い世代でパンチ力あってガッツある世代が出てきているので」、「楽しみですよね」とコメント。名前をあげた4人の捕手に関して今後の本格覚醒を期待してみせた。

 岸田といえば、開幕当初は「第3捕手」の扱いだったが、段々と攻守において存在感を示し始めている。13日の試合でもフォスター・グリフィンとのバッテリーで7回4安打1失点と試合を作り、チームの3年ぶりの7連勝に結び付けた。

 またDeNA山本も今季ここまで67試合に出場、打率「.319」、2本塁打、23打点と打撃でも存在感を示している。

 そして日本ハムの田宮といえば、プロ6年目にして初の開幕マスクを勝ち取ると今季ここまで68試合に出場、打率「.316」、2本塁打、26打点の成績を残し、一躍パ・リーグの首位打者争いにからむなど、ポテンシャルの高さが注目されている。

 最後にヤクルトの内山といえば、日本シリーズで見せた豪快な一発で一気に知名度を高めた。2022年のオリックスとの第2戦、3点を追う9回裏に代打で打席に入ると、起死回生の同点3ランをマーク。20歳3か月のシリーズ初打席アーチ、代打アーチはともに史上最年少と思い切りの良さが話題を呼んだ。今季は上半身のコンディション不良で開幕1軍を逃がすなど苦しいシーズンとなっているが、あの豪快な打撃をまた見たいという声も多い。

 4人に共通するのはいずれも「打てる捕手」であるという点。現役時代は「4番で捕手」として知られた古田氏の系譜を継ぐ選手は誰となるのか。それぞれの選手の引き続きの活躍も楽しみにしたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]