Microsoftは2024年5月にローカルでのAI実行に適したPC群「Copilot+ PC」を発表し、Microsoftだけでなくその他のメーカーからもCopilot+ PCに対応したモデルが次々と登場しています。そのうちのひとつがHPの「OmniBook X AI PC」であり、今回は14インチモデルの「OmniBook X 14 AI PC」を借りることができたので、実際に触って見た目や使用感をチェックしてみました。

HP OmniBook X AI PC | 日本HP

https://www.hp.com/jp-ja/laptops-and-2-in-1s/omnibook-x-ai-pc.html

「OmniBook X 14 AI PC」の外箱はこんな感じ。



中にはPC本体と説明書類、ACアダプター、電源ケーブルが入っていました。



「OmniBook X 14 AI PC」の寸法は312mm×223mm×14.4mm、重さは実測で1339g。14インチサイズのため外出などで持ち運ぶにはやや大きいものの、厚みや重量はネックになりません。



ACアダプターと電源ケーブルは合わせて303g。



本体の天面にはHPのロゴがあります。



PCを閉じた状態での正面はこんな感じ。



中央部は少しだけキーボード側に切り欠きがあり、ちょうど指を引っかけて開きやすいようになっています。



向かって右側面にはヘッドホンジャックとUSB Type-Aポートがあります。なお、USB Type-Aポートにはカバーがついており、使っていない時はカバーで半分ほど覆われています。



背面にはうっすら「OmniBook」のロゴがありました。



向かって左側面には、背面側から「USB Type-Cポート(40Gbps、Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)」、続いて「USB Type-Cポート(10Gbps、Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)」が並んでいます。本体への給電はいずれのUSB Type-Cポートでも可能です。



底面側はこんな感じ。背面側に横長の脚が1つあり、前面側には小さめの脚が左右に1つずつあります。脚は樹脂製であり、ゴム脚よりも机の上を滑らせて動かしやすい印象。



背面側には横長の通気孔があります。



前面側の脚の付近には、スピーカーグリルが左右に1つずつあります。



ディスプレイを開くとこんな感じ。



キーボードは日本で一般的な日本語配列ではなく英語配列となっており、ぱっと見でキーの数が少なく、それぞれのキーが大きいことがわかります。キーピッチは約21mm。



英語配列のキーボードには「半角/全角」「無変換」「変換」「カタカナ/ひらがな」といったおなじみのキーがないことや、「バックスペース」や「エンター」が横に長いこと、「Alt」キーが左右に2つあるといった特徴があります。日本語配列のキーボードに慣れている場合は、「半角と全角を切り替える方法がわからない」「エンターキーを押そうとしたらいつもの場所にキーがなかった」「@を一発で入力できない」といった不便を感じる可能性があるので注意が必要です。



パンダグラフ式のアイソレーションキーボードは、クリックのように押し込む感覚があるタイプ。



タッチパッドは滑らかな触り心地で、下半分を押すとカチッというクリック感があります。右クリックとして扱われるのは、右下の部分をクリックするかタッチパッドのどこかを2本指でタップした場合のみで、クリックせずタッチパッドの右側をタップしても通常の左クリックと同様に扱われます。



そして、Copilot機能にダイレクトにアクセスできる「Copilotキー」が最下列の右側にあります。



Copilotキーを押すと、Microsoft Copilotのウインドウが開きます。



ディスプレイはタッチスクリーンとなっています。



ベゼルはこんな感じで、上部が11mmほど、左右が各5mmほどです。



キーボードの右下には、Copilot+ PCに対応したQualcommのPC向けSoC「Snapdragon X Elite」のステッカーが貼られていました。



ACアダプターの出力は最大65W。



給電ケーブルの端子はUSB Type-Cです。



USB Type-Cポートに接続して給電すると、ポート横のLEDランプが白く点灯します。



引き続き、ベンチマークテストなどを行って「OmniBook X 14 AI PC」の性能をレビューしていきます。

<つづく>