月刊「根本宗子」15周年記念公演決定~前田敦子、Aマッソ、長井短を迎えての劇団初のオムニバス公演
劇作家・演出家の根本宗子の主宰する月刊「根本宗子」が、15周年記念公演として、劇団初のオムニバス公演『共闘者』を、2024年8月31日(土)~9月8日(日)、TOKYO FMホールにて上演する。前田敦子、Aマッソ、長井短、そして周年の期間だけ役者復帰を宣言している根本の総勢5名が織りなす、オムバス形式での公演となる。
物語が描くのは、高校時代の3年間のみを大親友として過ごした女性たちの、空白の12年間。多面的な人間性、噛み合わないそれぞれの記憶が、疾走感あふれる会話劇で届けられる予定だ。
今作には根本が長年ファンを公言し、2022年に公開された根本原作の映画版『もっと超越した所へ。』の主演を務めたことが記憶に新しい前田敦子が、本作でも主演を務める。根本の舞台作品には初登場であり、根本とは俳優同士という立場で舞台初共演を果たす。
そして、Aマッソ(むらきゃみ、加納)の二人も根本の演劇作品に初登場、しかも加納愛子は脚本家として本編の一部シーンを根本と共作する。
さらに、2014年から数々の根本作品に出演し、共に「オールナイトニッポン0(ZERO)」のパーソナリティを務めていた長井短が久々に登場。
なお、舞台衣裳は今回、酒井タケルが担当。音楽は清竜人、メインビジュアルはM!DOR!と、隅々までこだわり抜いたスタッフワークも要チェックだ。
■根本宗子コメント
15年目の自分へのご褒美のような公演が実現しました。
いかがでしょう?皆様が予想していた15周年公演の斜め上をいく公演内容になっているのではないでしょうか?
前田さんから以前「わたし演劇での主演だけは根本さんの作品のためにとってあります」と言っていただいたことがありました。もちろん半分冗談とわかりつつも、前田さんが思っていないことは言わない人なのはよくわかっているので、その気持ちに面白い本と企画で応えたいとずっと思っていました。
Aマッソ加納さんは以前ラジオで「なんか一緒にやりましょうよって思ってる」と言ってくれていました。これまたもちろん半分以上冗談とわかりつつ、加納さんもまた思っていないことは言わない人だと知っています。
長井とは様々な作品を共にしてきましたが、節目節目で「やっぱりねもちゃんのセリフを言ってる自分が一番好き」とも言ってくれていました。これは本心だと思っていますし、彼女にしか担えないわたしの描く役があるのは事実です。
さて、ここへきて、むらきゃみさんがわたしのことを知ってくれているかどうかだけわかりません。数年前一瞬だけ楽屋でお会いした時に「あー見たことあるー!」と指差してくださったのですが、演劇の人間として認識していただけていたのかは定かではありません。(笑)でも、わたしがむらきゃみさんに描きたい役がたくさんあったのでお呼びしちゃいました!きちんとお会いするのが楽しみでなりません。
というわけで15年目の今、最も「共闘したい!」と思った出演者、スタッフにお声かけをしました。全員がOKしてくださったこと本当に嬉しく思っています。
また、今回は作品の一部シーンに加納さんに作家としても参加してもらい、共作するシーンがあります。演劇の共作は人生初なので、加納さんが今回の企画を引き受けてくれたことすごくわくわくしております。
オムニバス公演でありながらただのオムニバスで終える予定はないので、そのあたりもご期待いただけたらと思っております。
5人で息を合わせたり、合わせなかったりしながら熱い夏の延長戦を乗り越えたいと思っています。今の自分の演劇界での役割を、自分自身でよくよく噛み締めた新作になると思います。是非、劇場にいらしてください。15年目のねもしゅー、まだまだいきまーす♡
■前田敦子コメント
月刊「根本宗子」15周年という素晴らしい節目に携われて嬉しいです。
根本さんの演出で根本さんと一緒に舞台に立つ事が私の夢でした。
『共闘者』で根本さんと共演者の皆さんと共に闘う準備ができています!
楽しい夏を過ごしたいです!
■加納(Aマッソ)コメント
大好きな根本さんと共闘させてもらえる日がきた!えぐ~!
■むらきゃみ(Aマッソ)
すごメンと初舞台!嬉しすぎ!
超!超!チョー!楽しみです!
■長井短コメント
お久しぶりに、月刊「根本宗子」に参戦させて頂きます!記念すべき15周年(おめでとちょ)ねもちゃんとまた同じ舞台に立てることがとっても嬉しいです。舌噛み切る夢見るくらい喋るかな?もうアップしといた方がいいかな?とりあえず何が起きてもいいように、馬刺しを食べて喉を仕上げておこうと思います。
ねもちゃんが書いた台詞を、早く大きな声で言いたい!今までで一番大きな声で言いたい!女5人、汗だくの夏まであと少し。ちょっと我慢できないです。早くやろうよ~!皆さまお楽しみに!