「人間ドックの前日」の禁止事項・やってはいけないことはご存知ですか?医師が解説!

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人間ドック前日の食事やお酒・運動はどうすべき?Medical DOC監修医が健診・人間ドックで正しい診断結果を得るための前日の過ごし方と注意点を解説します。

※この記事はMedical DOCにて『「人間ドックの前日」に食事・飲酒・性行為はしてもいいの?医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

≫「人間ドック」は何が分かる?健康診断との違いや当日・前日の注意点を医師が解説!

監修医師:
木下 康平(医師)

経歴:
防衛医科大学校卒業
聖マリアンナ医科大学病院呼吸器内科にて専門研修
自衛隊病院にて呼吸器内科・一般内科診療に従事
資格:内科認定医、呼吸器内科専門医

人間ドックの前日の禁止事項・やってはいけないことは?

これまでの繰り返しにはなりますが、激しい運動や飲酒はできるだけ控えた方がいいでしょう。禁止事項ではありませんが、検査結果に影響を与える可能性があります。
飲酒により肝機能異常を、激しい運動によって腎機能異常を疑う検査結果になる可能性があります。

「人間ドック」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「人間ドック」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

人間ドック前日の食事や飲み物は検査結果に影響しますか?

木下 康平(医師)

指定されている食事時間を守れば影響はほとんどないと考えます。
飲み物は指定された時間以降にジュースなどを飲むと、血糖値が正確に分からない可能性があります。高い血糖値が検査結果として出ると、糖尿病の疑いで二次検査を受ける必要があります。

人間ドック前日は何を食べるのがよいですか?

木下 康平(医師)

消化の良いものを摂ることをお勧めいたします。特に海藻類、キノコ類は避けるようお勧めいたします。これらの食材は消化しづらく、消化管の中に残りやすいためです。

人間ドック前日は絶食ですか?

木下 康平(医師)

21時まで食事可能であることがほとんどです。ただし、最終の食事時間に関しては人間ドックを行う施設の基準に従うようにしてください。

人間ドックの前日は少量ならお酒を飲んでも大丈夫ですか?

木下 康平(医師)

禁止するものではありませんが、控えることをお勧めいたします。
飲むにしても21時以降は控えることをお勧めいたします。飲酒によって、前項でも解説した肝機能異常の検査結果となる可能性があります。

人間ドックの前の日は21時までならタバコを吸っても大丈夫ですか?

木下 康平(医師)

施設によりますが前日の喫煙は控えることをお勧めいたします。21時まで喫煙が可能かに関しては、人間ドックを受ける施設に確認することをお勧めいたします。

まとめ 「人間ドックの前日」は飲酒、喫煙は控えよう!

今回は、人間ドックの前日に気を付けるべきことに関して、解説いたしました。
検査結果に影響を与えないように飲酒や喫煙は控える必要はありますが、基本的には通常通りの生活を行なっていただいて問題ありません。
特別に構えず普段通りの状態で受診した上で、病気を早期発見することが重要です。気軽に人間ドックを受けていただき、病気の早期発見、早期治療を心がけましょう。

参考文献

日本人間ドック学会