広島県廿日市市の商業施設で女性に刃物を突き付け人質にとって強盗したなどとして逮捕された男について、広島地検は6月28日、一部の罪で起訴しました。

廿日市市の無職の男(38)は5月30日、廿日市市新宮の商業施設で20代の女子大学生の首元に果物ナイフを突きつけて現金5821円を奪った罪に問われています。

起訴状によりますと、男は女子大学生の背後から近づき「強盗だ、おとなしくしろ」などと脅迫したうえ、後ろで組んで両手をタオルで縛ったということです。

広島地検は6月28日、男を強盗と建造物侵入、銃刀法違反の罪で起訴しましたが、女子大学生を人質にとった罪については「情状全般を考慮した」として2日、不起訴処分にしました。