男性の更年期障害を予防法として「恋愛」も効果があるって本当?【医師解説】

写真拡大

男性更年期障害の予防は、テストステロンの分泌を促すことが大切になります。食事・運動・睡眠はその柱です。代官山パークサイドクリニックの岡宮先生に詳しく教えてもらいました。

※この記事はMedical DOCにて【男性更年期障害を予防するために大事なコトとは】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

≫ 男性更年期障害を予防するために大事なコトとは

監修医師:
岡宮 裕(代官山パークサイドクリニック)

杏林大学医学部卒業。慶應義塾大学病院腎臓・内分泌・代謝内科入局。その後、横浜市立市民病院、静岡赤十字病院、練馬総合病院などに勤務。2009年、「代官山パークサイドクリニック」を開院。「体に負担の少ない、一人ひとりに最適な治療」をモットーに、症状やニーズにじっくりと耳を傾けながら診療をおこなっている。

編集部

男性の更年期障害は予防することができるのですか?

岡宮先生

男性の更年期障害を予防するのに大切なことは、生活習慣の見直しです。とくに、十分な睡眠を取ることは、テストステロンの分泌を促進させるため、予防になるでしょう。

編集部

ほかにもあればお願いします。

岡宮先生

同じく、テストステロンの分泌を促進するという観点で言えば、栄養バランスの取れた食事や適度な運動も予防に一役買います。食事面では、タンパク質を多く含む肉や魚を積極的に摂取しましょう。また、運動面は、筋肉を動かすだけでなく、筋肉そのものを増やすことも、テストステロンを分泌してくれます。

編集部

基本的には「食事・睡眠・運動」が予防の柱なのですね。

岡宮先生

そうですね。ほかには、「人とのリアルなつながり」も好影響をもたらすとされています。例えば、趣味を通じて他人から評価されたり、認められたりする経験は更年期障害の予防に効果的です。また、好きな趣味に打ち込む経験や恋愛をしてドキドキ感を味わうことなどもテストステロンの分泌を促します。