『ナイト ミュージアム』猿のデクスターを肩に乗せたビル・コッブスさん(2007年撮影)
 - Chris Polk / FilmMagic for Fox Home Entertainment / Getty Images

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 映画『ナイト ミュージアム』(2007)などで知られる俳優ビル・コッブスさんが現地時間25日、老衰のため米カリフォルニア州・リバーサイドの自宅で亡くなった。90歳だった。コッブスさんのパブリシストが発表した。

 コッブスさんは1934年6月16日、オハイオ州クリーヴランド生まれ。アメリカ空軍のレーダー技術者として働いた後、36歳で役者の道へと進む。舞台で経験を積み、1974年に映画『サブウェイ・パニック』で長編デビューを果たすと、『ハスラー2』(1986)、『ボディガード』(1992)、『未来は今』(1994)『オズ はじまりの戦い』(2013)といった映画や、「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」シーズン2(2000)、「ザ・ホワイトハウス3」(2001〜2002)といったドラマにゲスト出演。50年近いキャリアで約200本の作品に出演するなど、名脇役として存在感を発揮した。

 博物館を舞台にしたベン・スティラーさん主演映画『ナイト ミュージアム』では、おじいちゃん警備員トリオの一人・レジナルドを演じ、ディック・ヴァン・ダイクさん(セシル役)、ミッキー・ルーニーさん(ガス役)と息のあったコンビネーションを見せた。コッブスさん、2014年公開の2作目『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』にも出演している。(藤田良太)