サッカー欧州選手権、グループD、オランダ対オーストリア。勝利を喜ぶオーストリアの選手(2024年6月25日撮影)。(c)JOHN MACDOUGALL / AFP

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【AFP=時事】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)は25日、グループリーグの試合が行われ、グループDのオーストリアは3-2でオランダを破り、優勝候補フランスとグループ3位のオランダを上回って首位通過を果たした。

 3チームはすべて決勝トーナメントに進出するが、ラルフ・ラングニック(Ralf Rangnick)監督の下で強度の高いサッカーを披露するオーストリアは、大会初制覇のダークホースと一部でみなされている理由を証明した。

 試合はドニエル・マレン(Donyell Malen)のオウンゴールでオーストリアが先制したが、オランダもコーディ・ガクポ(Cody Gakpo)のゴールで後半早々に追いついた。その後、ロマーノ・シュミット(Romano Schmid)のヘディングシュートで勝ち越したオーストリアは、メンフィス・デパイ(Memphis Depay)に再び同点ゴールを許したが、マルセル・サビッツァー(Marcel Sabitzer)が決勝点を挙げて激戦に決着をつけた。

 オランダの主将を務めるビルヒル・ファン・ダイク(Virgil van Dijk)は同国テレビ局に対して「こちらは試合の入りが弱かった。デュエルの部分が弱すぎた。なぜそうなったのか、今は説明がつかない」と嘆き、「全員に責任がある。1人や2人が悪いわけではない。この大会で結果を出したいなら、何かを変える必要がある」と話した。

 一方でザビッツァーは「オランダを倒してグループを首位通過できたのだから、そんなに悪くない」と話し、「こういう勝ち方をし、首位通過して、決勝ゴールを決められたのだから、これ以上ない結果だ」と喜んだ。

 初の準々決勝進出を目指すオーストリアは、決勝トーナメント1回戦でトルコ、チェコ、ジョージアのいずれかと対戦する。

 一方のオランダは次戦、グループCかグループEの首位チームと激突することが決まった。

【翻訳編集】AFPBB News

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