EUROで“スコットランドのメッシ”が見たかった? 10代から騒がれた逸材は今「代表チームから外したことを後悔しているかも」
『○○のメッシ』と呼ばれた期待の逸材は世界中にいたが、現在EURO2024に参戦しているスコットランドサッカー界にも『スコットランドのメッシ』と呼ばれた選手がいた。
国内のダンディー・ユナイテッドのアカデミーで育った攻撃的MFライアン・ゴールドだ。
ゴールドは2014年にダンディー・ユナイテッドからポルトガルの名門スポルティングCPに移籍しており、それ以降もポルトガル国内リーグで経験を積んできた。
そんなゴールドは28歳を迎えた現在、アメリカ・MLSのバンクーバー・ホワイトキャップスに所属している。すでに欧州を離れてしまったのだが、MLSでは昨年11ゴール13アシスト、今年も17試合消化時点で9ゴール3アシストと見事な成績を残している。
このことから地元紙『Daily Record』は、「スコットランド代表のスティーブ・クラーク監督は、今週末も2得点を挙げたゴールドをEURO2024の代表チームから外したことを後悔しているかもしれない」と指摘。
MLSでプレイしている選手の評価に迷うところはあるかもしれないが、監督のクラークは今回のEURO2024にMLSのニューヨーク・レッドブルズで今年9ゴール2アシストの成績を残しているFWルイス・モーガンのことは招集している。成績もかなり似ているため、ゴールドも2列目の戦力として選出しても良かったかもしれない。
「クラークは今大会に出場するチームからゴールドを外すことを決定し、中盤では代わりにカラム・マクレガーやスチュアート・アームストロングのような選手を起用することを選んだ。大会で苦戦している中、この動きは高くつく可能性がある」
同メディアはこのように締め括っているが、スコットランドのメッシを大会までにテストしておくべきだっただろうか。