アナログ感がエモすぎるペンタックスのハーフサイズフィルムカメラ
ハーフサイズだから横で持っても縦位置フォーマットなんだぜ!
アナログカメラの技術を未来に継承する目的も込めて開発が進んでいた「PENTAX 17」が、ついに発表されました!
ペンタックス、ユーザーの声とともにフィルムカメラの再開発に着手か
クラシックデザインのデジカメではありませんよ。35mmフィルムを使う純粋なフィルムカメラなんです。
よくよく見ると、軍艦部のファインダーが縦に長い。いったいコレは何?と思う方もいるでしょう。その秘密は(すでに書いているけど)裏蓋を開けるとわかります。
36枚フィルムで72枚撮影可能
フィルムカメラはシャッターを切ると、レンズから入ってきた光がフィルム内部の薬剤に吸収され像が記録されるのですが、その光が通る穴が縦長になっていますね。
これはハーフサイズフォーマットのフィルムカメラならではの構造なんです。普通のフィルムカメラの穴は3:2の横長比率ですが、ハーフサイズカメラはその枠を縦に半分に切ったサイズとなっている。このため24枚撮りフィルムなら48枚、36枚撮りフィルムなら72枚もの撮影が可能なんですよ。
ピント合わせはフルマニュアル。花のマークがマクロ(被写体までの距離が0.24〜0.26m)で、フォークとナイフがテーブルフォト用の距離(0.47〜0.54m)。あとはバストアップアイコンが至近距離(1〜1.4m)、2人並びが近距離(2.1〜5.3m)、家族アイコンが中距離(2.1〜5.3m)、山のマークが遠距離(5.1m〜無限遠)です。
一眼レフカメラならばファインダーを見てピント合わせができますが、こういったコンパクトカメラは被写体までの距離を目測で測ってピント位置を合わせるプロセスが必要なんですよね。慣れるまではピンボケ多発しがちですが、今の時代にフィルムカメラを使うのであれば、そんなボケボケ写真も味わいだと思って楽しみたいところ。
価格は公式ECサイトで8万8000円でした。発売日は7月12日。すでに公式ECサイトでは予約いっぱいで受付停止しちゃったので、欲しい方はヨドバシとかビックカメラとかマップカメラあたりの予約枠を狙いましょうそうしましょう。
現代に蘇るRollei 35はAFつきで全人類にやさしいフィルムカメラ
Source: RICOH IMAGING