1997年から2013年にかけて人気を博したものの一度提供が終了し、その後、2022年に最終バージョンが配布されたメディアプレイヤー「Winamp」のデザインをそのまま採用した音楽プレイヤー「Linamp」を、メキシコ在住のソフトウェアエンジニアであるロドリゴ・メンデス氏が制作しました。

Linamp | Hackaday.io

https://hackaday.io/project/196407-linamp

Linamp, The IRL Winamp | Hackaday

https://hackaday.com/2024/06/06/linamp-the-irl-winamp/

Linampの見た目はこんな感じ。まるで「画面ははめ込み合成です」みたいな感じですが、全体的に自作で組み上げられた端末で、プレイヤー部分もWinampっぽい性能とレイアウトをメンデス氏が自ら再現したもの。



電源オフ時はこうなります。



前面のディスプレイ部分はこのような横長のタッチ対応ディスプレイがはめ込まれています。



実際に操作している様子のムービーも公開されています。

Linamp UI demo - YouTube

起動時は何もファイルを読み込んでいない状態です。



プレイヤーのイジェクトアイコンをタップ。



プレイリスト登録画面に移動しました。左側のカラムに「edits」「FLAC」「mp3」「old」というフォルダーが見えています。



「FLAC」をタップすると、フォルダー内のアルバム一覧が表示され、さらにアルバム名をタップするとその中の楽曲の一覧が表示されます。その中から好きな曲だけを右カラムのプレイリストに登録可能。



プレイリストに曲を入れるとこんな感じ。



実際に楽曲を再生中。



ソースとして使えるのはメモリ内のファイルのほか、CD、Bluetooth、Spotifyだとのこと。



ちなみに、Winampは2024年9月24日にオープンソース化される予定であることが発表されています。

About Winamp - Winamp has announced that it is opening up its source code to enable collaborative development of its legendary player for Windows.

https://about.winamp.com/press/article/winamp-open-source-code