復帰した代表で活躍した鎌田 photo/Getty Images

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6日に北中米W杯アジア2次予選でミャンマー代表と対戦し、5-0で勝利を飾った日本代表。3バックに挑戦するなど、新たな試みを見せながらも中村敬斗、小川航基がそれぞれ2ゴールを活躍もあり大勝を飾った。

90分を通して試合を支配して、危なげなく勝利を果たした日本代表で、一際存在感を放ったのは鎌田だ。昨年の11月以来となる約7カ月ぶりに代表復帰を果たした鎌田はこの試合スタメン出場を飾り、62分までプレイした。

所属先のラツィオでも馴染みのある3バックのシステムで圧巻の存在感を見せた鎌田。先制点をなった17分の中村のゴールは日本代表の右サイドに寄ったミャンマー代表の意表をつく逆サイドへのスルーパスからであり、日本代表の2点目となった堂安律のゴールも鎌田のシュートがポストに当たった跳ね返りを押し込んだ形だ。

2ゴールに絡んだ鎌田は左サイドで中村、旗手怜央と抜群のコンビネーションを見せ、幾度となくチャンスを演出。シャドーの位置で相手ゴール前で脅威となるシーンもあれば、守田英正と共にゲームを作るシーンも見られ、ピッチの至る所でボールに絡みリズムを作った。そんな鎌田はこの試合、63本中57本のパスを成功。成功率は90%にもなる。さらにキーパスをの本数は5本とこの試合トップの数字を記録。62分の出場で、他の選手の2倍以上となるキーパスを記録しているのはさすがだ。

ラツィオでの今シーズンは苦戦する期間の方が長かったが、シーズン終盤に取り戻した輝きをそのままに森保ジャパンでも存在感を見せた。ちなみに鎌田は今夏にクリスタル・パレスへの移籍が濃厚と考えられている。(データは『SofaScore』より)