12球団最悪→巨人に現れた“救世主” 35歳の首位打者に驚愕「マジで2度目の全盛期」
1番打者の出塁率で12球団ワーストだった巨人、丸が定着して首位をキープ
巨人の丸佳浩外野手が、セ・リーグの打率ランキングでトップに立った。6日に東京ドームで行われたロッテ戦に「1番・右翼」で先発出場。3打数2安打2打点1四球の活躍で、7-4での勝利に貢献していた。今年4月に35歳を迎えたが、ここまで54試合に出場して打率.302、3本塁打、OPS.782の好成績を残している。
初回先頭では空振り三振に倒れたが、3回先頭の第2打席で二塁への内野安打。5回無死一塁で四球を選ぶと、6回2死満塁のチャンスで右前に2点適時打を放った。ロッテ3連戦を勝ち越した巨人は、広島と0.5ゲーム差で首位の座を守った。
今季序盤の巨人は、リードオフマンに苦しんだ。セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、5月14日時点での1番打者の出塁率は12球団ワーストの.247。しかし、4月28日のDeNA戦(横浜)から今季9人目の丸が入り、まさに救世主の大活躍を見せる。
2位のドミンゴ・サンタナ(ヤクルト)は打率.301でわずか1毛差。まだまだわからないが、もし首位打者に輝けばプロ17年目で初となる。SNS上のファンからも「2度目の全盛期やろこんなん」「首位打者が丸って知って目ん玉飛び出た」「誰が想像したことか」「どこから現れた」との声が寄せられている。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1〜3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。