アトムテックから運転免許不要で乗れる電動モビリティ「ATOM Full eBike」が登場しました。ATOM Full eBikeは最高設計速度が時速20kmで、自転車に近い乗り心地で簡単に運転できるとのこと。また、折りたたみ式自転車に近い形状をしており、使わない時は折りたたんで収納することもできます。そんなATOM Full eBikeの試作品がGIGAZINE編集部に届いたので、まずは外観を細かくチェックしてみました。

ATOM Full eBike | ATOM 公式ストア

https://www.atomtech.co.jp/products/atomfullebike

・目次

◆1:ATOM Full eBikeの外観をチェック

◆2:電源を入れてみる

◆3:折りたたみ手順はこんな感じ

◆4:色んな所に収納可能

◆5:ATOM Full eBikeの充電手順

◆1:ATOM Full eBikeの外観をチェック

ATOM Full eBikeの見た目はこんな感じ。自転車風の見た目ですが、ペダルは搭載されておらず、ハンドルに付いたスロットルを回して走行します。なお、この車両は試作品なので、製品版とは外観が異なる可能性があります。



ハンドルの左手側にはコントローラーを搭載し、右手側にはスロットルが付いています。



前輪には反射板とディスクブレーキが搭載されています。



後部には荷台やナンバープレート、キックスタンドが付いています。



また、後輪には反射板とディスクブレーキに加えてモーターを搭載。



サドルには分厚いクッションが付いており、サドル下には反射板。



サドルの下部にはサスペンションもあります。



◆2:電源を入れてみる

電源を入れるには、コントローラーの中段のボタンを長押しすればOK。



電源がONになると、コントローラーに「バッテリー残量」「バッテリーの電圧」「ギア」「時速」「走行距離」が表示されます。ギアはブレーキをかけながらプラスボタンかマイナスボタンを押すと「1(歩道走行モード)」もしくは「2(車道走行モード)」に切り替えられます。歩道走行モードでは最高速度が時速6kmに制限され、一部の歩道を走行できるようになります。また、車道走行モードの最高速度は時速20kmです。



ATOM Full eBikeの電源をONにすると、ハンドルの左右に付いたランプが緑色に点灯し、前輪の上部に付いたヘッドランプも点灯します。



また、テールランプと左右のランプも点灯します。



コントローラーの下部には方向指示スイッチとホーンスイッチが搭載されています。



方向指示スイッチを左右に切り替えると、前方と後方のランプがオレンジ色に点滅します。



◆3:折りたたみ手順はこんな感じ

ATOM Full eBikeを折りたたむには、フレーム部分についたロックを解除します。



さらに、ハンドルとフレームの接合部分にあるロックも解除すれば折りたためます。



ATOM Full eBikeを折りたたむ手順と展開手順は以下のムービーで確認できます。

「ATOM Full eBike」の折りたたみ&展開の手順はこんな感じ - YouTube

ATOM Full eBikeの重さは20.8kg。平らな道なら難なく運べますが、階段を上り下りするのは少し面倒な重さです。



◆4:色んな所に収納可能

ATOM Full eBikeは折りたたんだ状態で自立するので、広めの玄関なら立てて保管可能。



車の荷台にも積載できます。



また、展開状態で自転車置き場などに駐輪しておくこともできます。ただし、車輪のロック機構などは付いていないので、自分で自転車やバイク用の防犯ロックを用意することを推奨します。



アトムテックの公式サイトによると、自転車を1台ずつ固定するタイプの駐輪場でも問題なく駐輪できるそうです。



◆5:ATOM Full eBikeの充電手順

ATOM Full eBikeのバッテリーを充電するには、車体を折りたたみます。



付属の鍵を使ってロックを解除するとバッテリーを取り外せます。



あとは、付属の充電アダプターを使って家庭用電源から充電可能です。公式サイトによると満充電にかかる時間は5時間で、満充電状態なら最大40km走行できるそうです。



また、フレームの前方にはバッテリーの充電ケーブル挿入部に通じる穴が設けられているので、バッテリーを取り外さずに充電することもできます。



ATOM Full eBikeを実際に運転して乗り心地や航続距離を確かめるレビュー記事を近日中に公開予定です。

・つづく