ACL決勝に挑んだマリノス photo/Getty Images

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日本時間26日の深夜アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝2ndレグアル・アイン対横浜F・マリノスの一戦が行われた。

マリノスのホームで行われた1stレグはアル・アインに先制を許すも、植中と渡辺のゴールもあり、2-1で逆転勝利を飾った。

試合は開始早々の8分、カウンターからソフィアン・ラヒミに先制ゴールを決められ、2戦合計スコアは2-2の同点となってしまう。開始早々に失点を許してしまったマリノスは16分、相手のビルドアップミスをカットした松原がシュートを放つが、これは相手GKがファインセーブ。

立ち上がりはアル・アインのプレスに苦戦していたマリノスだが、時間が経つにつれボール保持を高めて相手ゴールに迫る。25分には渡辺がシュートを放つが、これはGKの正面に。攻勢を強めるマリノスだったが、30分畠中とラヒミの接触がVARの結果PK判定に。これをカクに決められ、2点差に。2戦合計スコアでも2-3となり、マリノスは1点を追う形となった。

ホームサポーターの声援を受けて勢いに乗るアル・アインに苦戦するマリノスだったが、40分、相手DFのボールをカットしたヤン・マテウスが切り返しから左足を振り抜く。これがネットを揺らしマリノスが1点を返す。2戦合計スコアも振り出しに戻した。

しかし前半アディショナルタイム、マリノスGKポープ・ウィリアムに決定機阻止でレッドカードが出される。マリノスは前半のうちに1人少ない状況に。GKを入れる必要のあるマリノスはエウベルも代えて白坂を投入。守護神退場のアクシデントもあったマリノスは1点ビハインドで折り返す形に。

1人少ないマリノスは後半から榊原を投入する。序盤から数的有利のアル・アインがボールを握り、マリノスはブロックを敷いて守る展開に。マリノスは56分にはカクの右サイドのクロスからピンチを迎えるも、これはクロスバーに助けられる。マリノスはさらにアクシデント発生。ディフェンスの要畠中が負傷交代を強いられる。代わりにエドゥアルドが投入され、また喜田に代えて山根を入れる。

すると66分、この日マリノスにとって厄介だったラヒミが左足を振り抜き、アル・アインが追加点をマーク。2戦合計スコアも3-4となり、マリノスは点が必要となった。しかし数的有利のアル・アインを前にボールを持てず、思うように攻撃に人数をかけられない。75分に再び失点かと思われたマリノスだったが、ここはオフサイドに救われる。攻めなければならないマリノスはマテウスに代えて宮市を投入し、前への圧力を高める。

残り時間も10分を切る中、チャンスを作れないマリノスは後半ATにGK白坂のミスをついたラバに決められ万事休す。さらに90+4分にも失点を許し1-5で敗戦。2戦合計スコア3-6となり、ACL優勝まであと一歩届かなかった。

アル・アイン 5-1 (2戦合計6-3)横浜F・マリノス

アル・アイン得点者
ソフィアン・ラヒミ(8分、67分)、カク(PK・34分)、コジョ・フォ・ドー・ラバ(90+1分、90+4分)

横浜F・マリノス得点者
ヤン・マテウス(40分)