札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ【写真:徳原隆元】

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守備陣の連係ミスで失点するなど3ゴールを献上

 北海道コンサドーレ札幌は5月25日、J1リーグ第16節で鹿島アントラーズと対戦。

 0-3で敗れたなか、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督は試合後、「3失点とも相手にあげてしまったような安い失点だった」と悔やんだ。

 試合は鹿島が前半40分、MF名古新太郎が一度はシュートを弾かれながらこぼれ球を自ら押し込んで先制に成功する。

 迎えた後半10分、札幌は相手のロングボールをDF馬場晴也が頭でGK菅野孝憲へパスを出すも、これが甘くなり、菅野が慌てて前へ出てスライディングキック。しかし、ミートしきれずに名古に渡ってしまうと、名古は約30メートルの距離から無人の札幌ゴールへ巧みなコントロールショットを突き刺し、リードを2点に広げた。

 札幌は後半43分にもコーナーキックから途中出場の鹿島FWチャヴリッチがゴール中央から決めて3失点目を喫し、0-3で敗れた。

 札幌ドームに駆け付けた札幌サポーターが肩を落とすなか、試合後のフラッシュインタビューを受けたペトロヴィッチ監督は「0-3で敗れたが、そこまでスコアが開くような内容ではなかった」と言及。「3失点とも相手にあげてしまったような安い失点だった。逆に攻撃のところでは怪我人が多いなかで、相手に脅威を与える攻撃ができなかったのはたしかだった。鹿島は強度が高く、質の高い選手がいるなという印象を受けたが、選手たちは最後まで戦ってくれた」と気持ちを切り替えていた。(FOOTBALL ZONE編集部)