28年ぶり来日のニューカッスル!“いま見ておきたい”最高のユニフォームTOP5
ニューカッスル・ユナイテッドの28年ぶりとなる来日が決定した。7月31日(水)に浦和レッズと、8月3日(土)に横浜F・マリノスとそれぞれ対戦を予定している。
名作ユニフォームも多いニューカッスル。とりわけ1980年代と90年代は傑作の宝庫だ。
ここではその歴代ユニフォームから、来日前に見ておきたい最高の5着を厳選してご紹介したい。
1988-90 ホーム
ニューカッスル・ユナイテッド 1988-90 Umbro ホーム ユニフォーム
成績面だけで言えば2部ディヴィジョン2に降格した88-89シーズンと、3位で終えて2部脱出に失敗した89-90シーズンでのユニオフォーム。良い思い出が重なるとは言い難いが、Umbro時代の傑作だ。
写真では分かりにくいが、ストライプの中にシャドーパターンを取り入れた新鮮なスタイル。シャツ自体は87-88シーズンから継続使用だったが、この88-90モデルから現在のエンブレムを使い始めたため別モデル扱いとなる。
胸ロゴ「GREENALLS(グリノールズ)」はジン(酒)ブランド。実はこのユニフォームでは、同ブランドの3種類のロゴデザインが使われていた。
1995-97 ホーム
ニューカッスル・ユナイテッド 1995-97 adidas ホーム ユニフォーム
結果として15年間に及んだadidasとのパートナーシップが始まった最初のユニフォーム。日本のスポーツブランドAsicsに代わり、95-96シーズンからはドイツの巨人がサプライヤーを担当した。
3つボタンに浅めのスタンドカラー(立ち襟)が特徴的なこのユニフォームは、おそらくニューカッスルサポーターの間で最も人気の高い一着。それはデザインだけが理由ではないだろう。
95-96、96-97のどちらもプレミアリーグは2位でフィニッシュと躍進。96-97シーズンは加入1年目のアラン・シアラーが得点王を獲得した。94-95と95-96はブラックバーンで得点王となったシアラーは、2つのクラブで3季連続得点王に輝いている。
1996-97 アウェイ
ニューカッスル・ユナイテッド 1996-97 adidas ホーム ユニフォーム
90年代のニューカッスルには素晴らしいアウェイユニフォームがいくつかあるが、トーンを落としたグレーに近いブルーが印象的な96-97モデルは、現在でも評価の高い一着。
肩や袖ではなく、Vネックとチェストボーダーに配したスリーストライプスが特徴的。プレミア2位、UEFAカップのベスト8入り、そしてシアラーの得点王といった要素もあり、ファンにとっては良いイメージも重なるに違いない。
2003-05 ホーム
ニューカッスル・ユナイテッド 2003-05 adidas ホーム ユニフォーム
2000年代に入るとadidasは新時代を感じさせるデザインを投入する。太めのストライプと袖を黒く塗りつぶした斬新な01-03モデルは、チームの好成績に反してファンの反応はいま一つだったらしい。
この03-05モデルでは原点回帰を意識し、再びオーソドックスな白黒ストライプ柄に戻す。ただし、当時の最新テクノロジー“CLIMALITE”により、軽量化されたシャツは通気性も向上した。
胸ロゴはこのユニフォームから登場した地元の銀行「Northern Rock」。2000年代のニューカッスルを象徴するこのロゴを11-12シーズンまで付け続けた。
2022-23 130周年記念
ニューカッスル・ユナイテッド 2022-23 Castore 130周年記念 ユニフォーム
1892年12月9日に誕生したクラブの創設130周年を祝う限定ユニフォーム。近年のニューカッスル傑作ユニの一つと、ユニフォームファンに好評を博している。
通常のユニフォームとは異なる仕様を施したもので、胸中央にはシルバーのモノクロームでエンブレムを刺繍。ホームタウンであるニューカッスル・アポン・タインの紋章に描かれている植物のグラフィックを、シャツ全体にあしらっている。
adidasと「20年以上契約を継続している」5つの代表チーム
品質面では多くのトラブルを抱えているCastoreだが、キットデザインは秀逸だ。クオリティさえ改善できればニューカッスルとのコンビは興味深いものになると思われた。だが、パートナーシップは23-24シーズン限りで終了が決定。24-25シーズンからは14年ぶりにadidasがクラブをサポートする。