和やかな時間を過ごしたあとは、ライブパートへ。ウンソクが「ここにいる人たちだけが見ることができるステージ」と紹介するとワン・ダイレクション「ワン・シング」をカバー。スタンドマイクを前に6人は横一列に並ぶと、それぞれの声の特徴を生かしながら恋の歌を歌い継いでいく。続けて、ポップな「HAPPY! HAPPY! HAPPY!」を目の前にいるBRIIZEたちに手を振るなどしながら、キュートに届ける。さらに事務所の先輩であるSUPER JUNIORの「엉뚱한 상상(White Christmas)」もカバー。RIIZEオリジナルのダンスで、まさに「ここにいる人たちだけが見ることができる」パフォーマンスを次々と披露。そして、「Love119 (Japanese Ver.)」でこのパートを締めくくる。ショウタロウの「一緒に歌いましょう!」という呼びかけに、BRIIZEは大きな声で応え、ショウタロウとウォンビンが考案したサビのキャッチーな振付がステージと客席で揃うなど、RIIZE&BRIIZEの特別バージョンとなった。

ここで再び企画コーナー。サイコロを振って出た目のゲームをして“兄チーム”のショウタロウ、ウンソク、ソンチャンと、“弟チーム” ウォンビン、ソヒ、アントンが勝負を繰り広げる。負けたチームには前半に行われた「リアルタイム成長期」に繋がる罰ゲームが課されるため、両チームとも必死に挑戦。メンバー同士でお姫様抱っこをしたり、アントンが一人でウォンビンとソヒをおんぶしたりと、身体を張りつつ、メンバー同士の仲の良さが垣間見られるわちゃわちゃも満載。勝負の結果、罰ゲームを追うことになったウンソクは少々不満そうな表情も浮かべていたが、メンバーにもBRIIZEにも笑顔が溢れるひと時を過ごした。

映像を挟んで、最後のライブパートに突入。「Honestly」が始まると、ステージにスモークが立ち込め、そこに当たる照明の光の間を縫ってメンバーが現れる。この曲は6月に発売される1st Mini Album『RIIZING』に収録される新曲で、甘美なボーカルが堪能できるR&Bナンバー。ミラーボールに反射した光が会場を照らす幻想的な雰囲気の中、愛を失った心境を綴った歌詞が切なくも温かく響く。そこから、「Talk Saxy」の激しいサックスの音が会場の空気を一転させると、力強いダンスで盛り上げ、「Get A Guitar」へ。開演前からコールを合わせていたBRIIZEとメンバーとの息はピッタリで、最高の一体感が生まれた。

さらにRIIZEというグループが生まれるきっかけを作ったダンスナンバーの「Joy」に、『RIIZING』に収録される忙しい日々を過ごしながらも前に向かって進み続けるRIIZEの姿とも重なる「9 Days」、MVも注目されている「Impossible」を日本“初”披露。ただ“初”とは思えないほど、BRIIZEは完璧なコールを入れていて、最後までメンバーとともにステージを作り上げた。

アンコールのためにステージに帰ってきたメンバーたち。ペンライトを手に持って振りながら、楽しそうにRIIZE“初”のファンソングとなるミディアムナンバー「One Kiss」を歌唱し、歌を通してBRIIZEに変わらない愛を誓う。

そして、ここでショウタロウが「実は大事な、大事なお知らせがあります」と言うと「9月に日本デビューが決まりした!」と発表。まさに会場が割れんばかりの歓声が上がり、ソヒは「発売までまだまだ時間がありますが楽しみにしてください!」とアピールする。さらにショウタロウが「これだけじゃありません」と前振りし、ソンチャンが「7月から日本で初のホールツアーを開催します」と続け、会場は歓喜の渦に。“初”の日本オリジナルシングルに、“初”のツアーとまさに“初”尽くしのコンサートに相応しい発表となった。