YouTubeチャンネル「ラファエル Raphael」で2024年4月22日に公開された動画より

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チャンネル登録者173万超のYouTuber・ラファエルさんが2024年4月22日に公開した動画で、お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品さんがフジテレビ系バラエティー番組「酒のツマミになる話」で「YouTuberおもんない」などと発言したことに対して私見を述べた。

YouTuberで面白い人は「片手で収まると思う」

粗品さんは12日に放送された番組で芸人とYouTuberの面白さを比べて冒頭のように問題提起し、お笑いコンビ「千鳥」をはじめとした出演者に意見を求めた。この発言は放送終了後、様々なYouTuberが反論・意見するなど議論を呼んでいる。

ラファエルさんは、「芸人粗品がYouTuberをおもんないと言った事に対して言わせて下さい！【ラファエル】」と題した動画を公開した。「YouTuberはおもんないよ」と切り出し、「面白い人ももちろんおるよ、なかにはね。『面白い人誰？』って言われたら、片手で収まると思うんですよ」と見解を示した。

粗品さんの発言に対してYouTuberのヴァンビさんは14日にXで、感動系とコメディ系の名作映画を例に挙げ、「この2つの『面白い』を並べて笑えるという部分だけを引っ張り出してコメディのが面白いと言ってるようなものでそもそも比べるべきものではないと思う」などと投稿している。

しかし、この意見にラファエルさんは「話がすり替わっちゃってる」とし、「笑いの種類が違うとかそういう事じゃなくて、粗品さんが言ってるのって腹抱えて笑うほう。そっちで言ってるわけじゃないですか。で、言ったら絶対に芸人なわけで」と私見を説いた。

「精神的に大人げないように見えるかもしれない」苦言も

ラファエルさんは「面白いと楽しいは違う」とも。「面白い」は技術のある人にしかできないことだとした上で、「楽しいって、学校で楽しいグループとか。それがYouTuberだと思う」と持論を展開。さらに「楽しいイコール面白いって勘違いしてるYouTuberも絶対いる」「『俺ら芸人よりおもろい』って本気で思っちゃってる奴っていると思う」と続け、「面白い人って僕の人生の中でも数人しかおらん。飲み仲間とかで言うと。でも、テレビに出てる芸人さんは全員面白い」と断言した。

一方でラファエルさんは「マジレスをしちゃうと、一つ苦言を呈するのであれば」と前置きし、「（芸人は）365日ずっと面白いことばかりを考えてやっているわけですから、勝てるわけがないじゃないですか。こっちの素人集団が」と、笑いのプロである芸人にはYouTuberの勝ち目がないと指摘する場面もあった。

そして「（格闘技でいえば）第一線のプロの方が喧嘩自慢とかに『あいつら弱いねん』って文句言わんやん」「F1レーサーが一般ドライバーに『ほんま一般人って運転下手よな。きもいよな』って言わんやん」とたとえ話を出し、「明らかにプロの強い人間が言うと、精神的には大人げないように見えるかもしれないですね」と苦言を呈していた。「でも大前提ネタよ、こんなんもう全部含めてエンタメなんで皆」ともいう。