【衝撃】検証した結論…アリ!【10分でタケノコのアク抜きする】方法を試してみた!えぐみは?味や食感は?
管理栄養士のともゆみです。生のたけのこって香りがよくてとってもおいしいんですけど、アク抜きするのに1時間は煮込まないといけないし、ぬかと一緒に煮るので鍋の中がドロドロになっちゃって大変なんですよね。その手間のかかるアク抜きをたった10分で、しかもぬかを使わないでやってのける方法をYouTube「ぽちゃぽちゃチャッキー簡単cooking」で発見。この方法で本当にアクが抜けるのか、検証してみたいと思います。
【たけのこの保存】生だと日持ちせず…冷凍保存一択!基本のアク抜きから”繊維を分断する”冷凍術まで
生のたけのこをたった10分でアク抜きする方法は、YouTube「ぽちゃぽちゃチャッキー簡単cooking」で見つけました。ぽちゃぽちゃチャッキーさんは京都で居酒屋をやっている方で、プロのワザで普段のおかずやおつまみを簡単においしく作る動画を数多く配信しています。
ぬかを使わず、水と塩だけで10分煮るだけです。こんな簡単な方法でアク抜きができるならぜひ知りたいですよね。問題はちゃんとアクが抜けるのかどうか、です。それではやっていきますね。
たけのこを10分でアク抜きする方法を試してみた!
【材料】
たけのこ…1本
水…1L
塩…小さじ2
※生のたけのこは時間がたつほどえぐみが増すので、なるべく早く茹でて保存することが大切だそうです。今回はスーパーで買ったものなので収穫日がわかりませんが、購入した翌日のものを使います。
【アク抜き方法】
1.たけのこをサッと水洗いし、きれいにします。皮を剥き先端を切り落とします。
2.下1/3を切って、上側は縦半分に、下側は3等分に輪切りにします。下の方の周りのゴツゴツした黒い部分は取り除きます。
3.鍋に水、塩を入れて火をつけて沸騰させます。沸いたら2を入れ落としブタをします。ふきこぼれないように火力を調整しながら10~15分茹でます。動画ではボコボコに茹でていたので、中火で茹でました。
4.竹串を刺してスッと入ればOKです。10分だとちょっと固かったので、15分茹でました。
5.ザルにあけたらすぐにボウルに張った水の中へ入れます。表面に浮き出たアクをやさしく洗い流します。水を流しながら5分ほど流水に晒します。流水に晒すことでアクが抜けていくそうです。
6.保存容器に5と水を入れ冷蔵庫で5日~1週間保存可能です。
アクは…抜けた!ただ…味は?
さぁ、この状態で食べてみますね。
アクは…感じないですね。えぐみもわからないです。お、これスゴいですね。ちゃんと食べられるじゃないですか。アク抜きに失敗したたけのこって全然食べられないですけど、大幅に手間を省いてもちゃんとアクが抜けましたよ。
ただ…
ぬかを入れて時間をかけて丸ごと茹でた場合と比べて、風味も甘さも流れちゃってるような…。市販の水煮のものと比べたら、甘いし、生のもの特有の風味はありますけど、薄くなってしまった感がありますね。でも、すごく簡単にできるし、ちゃんとアクは抜けているので、このアク抜き方法は「アリ」だと思います。あとは、手間をかけて風味を残すか、多少風味は薄まっても簡単な方にするか、どちらかの選択になりますかね。時間のない時には今回の方法をおすすめしますよ。
米ぬかの働き
通常たけのこのアク抜きには米ぬかと唐辛子を使いますが、今回は塩と水で茹でました。では、従来のアク抜きにはなぜ米ぬかを使うのでしょうか。調べてみました。
たけのこを茹でる時に米ぬかを使うのにはいくつか理由があります。米ぬかにはえぐみ成分を吸着する働きがあること、米ぬかの脂肪分やアミノ酸がたけのこの旨味を引き出してくれること、そして、たけのこを白く茹でるためです。ちなみに唐辛子は殺菌作用と米ぬかの臭いを取るためだそうです。
たけのこの成分
たけのこに含まれている豊富な不溶性食物繊維のセルロースは、腸内で水分を吸収して膨らみ、腸内の有害物質を排出します。また、カリウムも豊富で、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあるので、高血圧予防が期待できます。
今回のぬかも使わず10分でたけのこのアク抜きができる方法(実際には15分かかりました)を試した結果、たけのこの皮を剥いて切ってから茹でることでアクを抜くことができました。風味は少し弱まりますが、アク抜き方法の1つとして覚えておいて損はないかと思います。簡単にできますのでぜひ試してみてくださいね。
参考web:
たけのこのアク抜きに米ぬかを使うのはなぜ? (beisia.jp)
https://beisia.jp/blog/blog/b289/
参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版
最新改訂版 知っておきたい栄養学 監修 白鳥早奈英 学研
【たけのこの保存】生だと日持ちせず…冷凍保存一択!基本のアク抜きから”繊維を分断する”冷凍術まで
生のたけのこをたった10分でアク抜きする方法は、YouTube「ぽちゃぽちゃチャッキー簡単cooking」で見つけました。ぽちゃぽちゃチャッキーさんは京都で居酒屋をやっている方で、プロのワザで普段のおかずやおつまみを簡単においしく作る動画を数多く配信しています。
ぬかを使わず、水と塩だけで10分煮るだけです。こんな簡単な方法でアク抜きができるならぜひ知りたいですよね。問題はちゃんとアクが抜けるのかどうか、です。それではやっていきますね。
たけのこを10分でアク抜きする方法を試してみた!
【材料】
たけのこ…1本
水…1L
塩…小さじ2
※生のたけのこは時間がたつほどえぐみが増すので、なるべく早く茹でて保存することが大切だそうです。今回はスーパーで買ったものなので収穫日がわかりませんが、購入した翌日のものを使います。
【アク抜き方法】
1.たけのこをサッと水洗いし、きれいにします。皮を剥き先端を切り落とします。
2.下1/3を切って、上側は縦半分に、下側は3等分に輪切りにします。下の方の周りのゴツゴツした黒い部分は取り除きます。
3.鍋に水、塩を入れて火をつけて沸騰させます。沸いたら2を入れ落としブタをします。ふきこぼれないように火力を調整しながら10~15分茹でます。動画ではボコボコに茹でていたので、中火で茹でました。
4.竹串を刺してスッと入ればOKです。10分だとちょっと固かったので、15分茹でました。
5.ザルにあけたらすぐにボウルに張った水の中へ入れます。表面に浮き出たアクをやさしく洗い流します。水を流しながら5分ほど流水に晒します。流水に晒すことでアクが抜けていくそうです。
6.保存容器に5と水を入れ冷蔵庫で5日~1週間保存可能です。
アクは…抜けた!ただ…味は?
さぁ、この状態で食べてみますね。
アクは…感じないですね。えぐみもわからないです。お、これスゴいですね。ちゃんと食べられるじゃないですか。アク抜きに失敗したたけのこって全然食べられないですけど、大幅に手間を省いてもちゃんとアクが抜けましたよ。
ただ…
ぬかを入れて時間をかけて丸ごと茹でた場合と比べて、風味も甘さも流れちゃってるような…。市販の水煮のものと比べたら、甘いし、生のもの特有の風味はありますけど、薄くなってしまった感がありますね。でも、すごく簡単にできるし、ちゃんとアクは抜けているので、このアク抜き方法は「アリ」だと思います。あとは、手間をかけて風味を残すか、多少風味は薄まっても簡単な方にするか、どちらかの選択になりますかね。時間のない時には今回の方法をおすすめしますよ。
米ぬかの働き
通常たけのこのアク抜きには米ぬかと唐辛子を使いますが、今回は塩と水で茹でました。では、従来のアク抜きにはなぜ米ぬかを使うのでしょうか。調べてみました。
たけのこを茹でる時に米ぬかを使うのにはいくつか理由があります。米ぬかにはえぐみ成分を吸着する働きがあること、米ぬかの脂肪分やアミノ酸がたけのこの旨味を引き出してくれること、そして、たけのこを白く茹でるためです。ちなみに唐辛子は殺菌作用と米ぬかの臭いを取るためだそうです。
たけのこの成分
たけのこに含まれている豊富な不溶性食物繊維のセルロースは、腸内で水分を吸収して膨らみ、腸内の有害物質を排出します。また、カリウムも豊富で、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあるので、高血圧予防が期待できます。
今回のぬかも使わず10分でたけのこのアク抜きができる方法(実際には15分かかりました)を試した結果、たけのこの皮を剥いて切ってから茹でることでアクを抜くことができました。風味は少し弱まりますが、アク抜き方法の1つとして覚えておいて損はないかと思います。簡単にできますのでぜひ試してみてくださいね。
参考web:
たけのこのアク抜きに米ぬかを使うのはなぜ? (beisia.jp)
https://beisia.jp/blog/blog/b289/
参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版
最新改訂版 知っておきたい栄養学 監修 白鳥早奈英 学研