春の推しスマホは“一芸特化型”でキマリ!【趣味の傑作ギア買い物リスト】

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【趣味の傑作ギア買い物リスト】

もし「なんか尖ったスマホ無いのかしら?」と探しているならば、今季はなかなかオモシロイ。最先端のAIスマホから、激安フォルダブル、新登場のタフネス機に、コスパモデル、カメラスマホまで。まだ買えないモデルもあるけれど、とにかく全部ご覧あれ。

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春のスマホは面白い。主要ブランドとしては、例年通りGalaxyのフラグシップがグローバルで発表され、4月3日には国内版の発表も行われた。最新のAIを活用した新機能も注目度が高い。

一方、タフネスモデルやコスパモデルなど、ミッドレンジ個性際立つ新機種が続々とリリースされていることも見逃せない。特にZTEがワイモバイル向けに展開する「Libero Flip」は買い方によっては4万円弱で入手でき、昨年のモトローラに続き、廉価フォルダブル市場を盛り上げてくれそうだ。また、ZTEはオープンマーケットにも「nubia」ブランドの機種を展開することも明らかにしており、こちらも注目しておきたい。またタフネスモデルとしては、京セラの「DuraForce EX」も要チェックな一台。法人向けの扱いで発表されたものの、個人名義で購入することもできる。そのほかコスパ重視のミッドレンジとしては「OPPO A79 5G」も手堅い選択肢だ。

ITライター/井上晃さん
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスなどを取材。Webメディアや雑誌に、記事を寄稿する。X:@kira_e_noway

 

1. まさにAI時代に先駆けるフラグシップモデル

Samsung
「Galaxy S24 Ultra」(国内価格未定)

最先端技術「Galaxy AI」とGoogleの生成AI「Gemini(ジェミニ)」などを連携したハイブリッド型のAI搭載。要約や検索などをAIの力によって効率化できます(井上さん)

1月に発表されたGalaxy Sシリーズ最新モデルの最上位機種。約6.8インチの120Hz対応ディスプレイを備え、筐体素材にはチタニウムを採用。背面カメラは、超広角(1200万画素)、広角(2億画素)、5倍望遠(5000万画素)、3倍望遠(1000万画素)の4眼構成。

▲センサーのピクセルサイズがアップし、AI処理も合わせたことで、暗所×望遠でのポートレートや動画撮影が改良されている

▲5000万画素の望遠カメラでは、光学5倍ズーム、および画質をさほど落とさずに光学10倍相当のズーム撮影まで対応できる

2. フォルダブルが約4万ってマジですか?

ZTE
「Libero Flip」(3万9800円 ※Y!mobileオンラインストア価格・新規契約、他社からののりかえの場合)

条件を満たせば4万円弱で入手できるという手頃さが衝撃。IPX2(防滴対応)なので雨天時などには注意が必要ですが、おサイフケータイに対応しているのは嬉しいポイント(井上さん)

2月に発売されたワイモバイル専売のフォルダブルスマートフォンで、約6.9インチの縦折り型のメインディスプレイを搭載。折りたたんだときに使うサブディスプレイが丸型なのもユニークだ。CPUはSnapdragon 7のGen 1。

▲折りたたんだ状態でも約1.43インチのサブディスプレイで通知確認や着信応答など簡単な操作が行える。映りを確認しながらセルフィーが撮影可能

▲寸法は開いた状態で約W76×H170×D7.3mm。閉じた状態で約W76×H88×D15.5mm。重さは約214g

 

3. 新しいタフネススマホ個人も買えるって!

京セラ
「DuraForce EX」(実勢価格:5万9040円〜)

法人向け端末として登場したものの、個人名義でも購入できるため、新しいタフネスモデルとして要注目。しっかりおサイフケータイなどをサポートしている点もグッド(井上さん)

5.8型のタフネス機。落下や衝撃試験など、米国国防総省が定める物資調達基準のMIL規格21項目と京セラの独自試験をクリアする。防水防塵性能はIP68。CPUはMediaTek Dimensity 700を搭載し、OSはAndroid 13。

▲法人向け端末というだけあり、バーコード読み取りアプリを搭載していて、複数のバーコードを同時に読み取り可能だ

▲交換可能なバッテリーパックや、特定のアプリへの素早いアクセスができる「ダイレクトボタン」の搭載などはユニークなポイント

 

4. 今季のコスパ端末ならコレが最強でしょ

OPPO
「A79 5G」(実勢価格:2万9800円前後)

MNOでも楽天モバイルやワイモバイルで取り扱われている端末。動画視聴に適した仕様やFeliCa対応など、「普段使いならこれで良いかも」と思えるバランスの良さが魅力です(井上さん)

2月に発売された6.7型のミッドレンジモデル。背面カメラは広角(5000万画素)+深度(約200万画素)の2眼構成だ。CPUにはMediaTek Dimensity 6020を搭載。「グローグリーン」と「ミステリーブラック」の2色を展開。

▲廉価帯向けの「Aシリーズ」としては初めてFeliCaチップを搭載し、おサイフケータイが利用可能に。マイナンバーカードのスマホ電子証明書機能にも対応する

▲ステレオスピーカーは立体サウンドに対応し、ハイレゾ対応イヤホン使用時はハイレゾ音源も楽しめるなど、エンタメ性能が充実

 

5. カメラにこだわるならコレを見逃すなかれ

Xiaomi
「Xiaomi 13T Pro」(実勢価格:10万4800円前後)

広角カメラには1/1.28インチの大型センサーを搭載し、撮影機能・仕様も充実するなど、カメラスマホとして魅力的な一台です。一部カラーで使われるヴィーガンレザーの質感も良好(井上さん)

23年12月に発売された6.7型のハイエンドモデルで、ディスプレイはリフレッシュレート144Hzに対応。CPUにはMediaTekのフラッグシップであるDimensity D9200+を搭載する。おサイフケータイにも対応。MNOではソフトバンクが取り扱う。

▲背面カメラは広角(5000万画素)+望遠(5000万画素)+超広角(1200万画素)の3眼構成だ。前面カメラは2000万画素

▲8K、HDR10+、10ビットログの対応など、プログレードの動画撮影ができるのがポイント。AIを活用した写真の構図提案機能も便利

▲バッテリー容量は5000mAhで、同梱の専用急速充電器を使用すると、最短19分間で満充電可能。IP68の防水防塵性能も備える

 

6. コスパに優れたタフネスモデル

Blackview
「Blackview BL8000」(実勢価格:3万3865円前後)

タフネススマホの新たなスタイルとして注目のグローバルモデル。技適取得済みのため、今後の国内販売にも期待が持てます(井上さん)

深センのBlackviewが1月にグローバル向けに発売した新モデル。IP68およびIP69の防水防塵性能やMIL-STD-810H準拠の耐衝撃性を備えたタフネスモデルで、画面は6.78インチ。CPUに はMediaTekDimensity 7050を搭載。

▲背面カメラはメイン(5000万画素)、広角(800万画素)、深度(200万画素)という3眼構成。前面カメラは1600万画素

▲タフネスモデルながら、背面カメラの横に1.3インチのサブディスプレイが備わっているのがユニーク。解像度は240×240ピクセル

 

■XiaomiとLeicaが共同で「Xiaomi×Leica光学研究所」を設立!

Xiaomi
「14 Ultra」(日本発売未定)

シャオミは2月、ライカカメラ社と共同で「Xiaomi×Leica光学研究所」を設立。両社が共同開発した「Leica Summilux(ズミルックス)光学レンズ」を搭載するフラグシップモデル「Xiaomi 14 Ultra」もすでに発表されており、今後の展開に注目したい。

※2024年4月6日発売「GoodsPress」5月号18-19ページの記事をもとに構成しています

>> 特集【趣味の傑作ギア買い物リスト】

<文/井上晃>

 

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