KRY山口放送

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 家畜のエサ用につくられる米いわゆる「飼料用米」をより多く生産したとして、山口市の農園が「中国四国農政局長賞」を受賞し、表彰式が行われました。

 2023年度の「飼料用米多収日本一」中国農政局長賞を受賞したのは山口市の「三輪農園」です。

 三輪農園が飼料用米を納入している山口市の秋川牧園で表彰式が行なわれました。

「三輪農園」では2010年(平成22)から飼料用米の生産に取り組んでいて昨年度の作付面積は8.1ha、10aあたりの収穫量は722キログラム(玄米換算)で、同一地域との比較で10aあたり、プラス195キロとなっています。

 三輪農園ではより多くの収穫が見込める、また収穫時期を分散するための品種を導入しています。

 また、飼料用米の納入先から無償で鶏糞堆肥を受けるなどし生産コストの低減を図っています。

(三輪農園・三輪敏之代表取締役)
「株張りが良いので、現在(一坪)50株でやっているが、一部40株で挑戦したいと思っている。そうすると穂尺といって、穂が長くなり、実が大きくなる可能性があるので挑戦したい」

 三輪農園では、収量の限界に向けてさらに挑戦を図っていくとしています。