イノシシなど鳥獣による被害の対策を民間に委託する全国初の組織が始動しました。

広島県と自然環境などを専門とするコンサルティング会社が立ち上げた「tegos(テゴス)」は専門的な獣害対策を行い、県内で約4億円にのぼるイノシシやシカなどによる農作物被害の減少を目指します。

これまで各市町が個別に対応していた獣害対策の情報が一括管理され、動物の習性などを考慮した効率的な対応が期待できるということです。

専門的知識を備えた人材がtegosから尾道市など5つの市町に派遣され、柵の正しい設置方法など技術指導を行います。

tegos 向谷敦志代表理事「(柵の設置方法は)ざっくりいうと9割ぐらいは間違い。住民の方にも粘り強く説明していきたい」

県単位で獣害対策を民間委託するのは全国初で、県内全市町の参加を目指していくということです。