「口腔内環境に関する調査」の結果とは…

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 4月4日は「歯周病予防デー」。薬用ハミガキ「クルクリン PGガード」などを取り扱うサラヤ(大阪市)が、「口腔内環境に関する調査」を行い、結果を紹介しています。調査は、2月9〜12日にかけて、20〜50代の男女500人を対象にウェブアンケートで実施されました。

 口腔内の悩みについて聞いたところ、第3位は「口臭」で30.6%、第2位は「歯の黄ばみ・くすみ」で37.2%、第1位は「歯垢・歯石」で39.6%でした。「虫歯」は29.8%、「歯周病」は25.4%とこちらも多く、4人に1人以上が歯周病に悩んでいることもわかりました。

 続いて、将来、心配な口腔内の症状についても聞きました。第3位は「歯の喪失」で35.4%、第2位は「むし歯」で41.0%、第1位は「歯周病」で50.6%という結果でした。歯を失う原因の一つである歯周病に注目する人が多くいました。

 口の中には約700種類、1000億個の菌が存在しています。その細菌叢(そう)を「口腔内フローラ」と呼びます。

 そこで、口腔内環境に影響を及ぼす「口腔内フローラ」についての認知度についても調査。その結果、「知らない」が57.6%と多く、一方の「知っている」は42.4%でした。

 また、口と腸は体内において遠い位置にありながら、つながっているため、互いに関係性があると言われています。そこで、口腔内フローラを知っている人を対象に、口腔内フローラと腸内フローラが関係し合っていることを知っているかと質問したところ、「知っている」が41.0%でした。

 歯の治療だけでなく、歯や歯ぐき、舌など口腔内の健康を維持するのに欠かせないのが歯科医院や歯医者です。通う頻度について聞いたところ、3人に1人以上が「3年に1回以下の頻度」35.6%)と回答し、ほとんど歯医者にはかからないということが分かりました。

 歯医者に行く主な目的を聞いたところ、第3位は「歯周病治療」で16.8%、第2位は「むし歯治療」で38.2%、第1位は「予防歯科」で44.4%という結果だったということです。