【芸能界きっての食道楽】大公開!変態グルメ紳士・高嶋政宏の【富士そばの最強トッピング】試してみた!

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変態グルメ紳士という名誉なのか不名誉なのか分からない称号を持つのは、芸能一家に生まれ育ったご存じ高嶋政宏さん。その高嶋さんが、深夜に放送された「最強グルメAIくんトン」という番組で「富士そばの最強トッピング」を紹介していました。富士そばといえば東京都内を中心に首都圏で展開されている立ち食いそば屋「名代 富士そば」のことですが、さてどんなトッピングなのか、実際に富士そばへ行って試してみました!

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テレビ番組「最強グルメAIくんトン」とは…?

2023年12月2日(土) の深夜25:45~26:45に放送された番組です。食通有名人へ密着取材をし知見を集め、最強のグルメAIを作る‼というのがコンセプトのグルメ番組。「料理の鉄人」をプロデュースした小山薫堂さんが番組MC(プロジェクトリーダー)、出演者は、みちょぱ、ゲスの極み乙女のベーシスト・休日課長、そして進行はフジテレビアナウンサーの原田葵という布陣でした。
この日の放送では、芸能界イチのグルマン俳優・高嶋政宏の変態的な食生活に密着しています。その中で紹介されたのが、高嶋さんが40年以上通って辿り着いた「富士そばの最強トッピング」についての知見だったのです。

高嶋政宏さんの富士そば愛とは…?

芸能一家で育ち、芸能界きっての食道楽になった高嶋さんは、今年58歳。恵比寿界隈で食事をすることの多い彼が、かれこれ40年以上通う店、それが富士そばだと言います。最も通いつめている店舗は富士そば恵比寿店です。もうほぼすべてのメニューを食べ尽くした変態紳士がオーダーするのは、「きつねそば、温玉トッピング、おひたしトッピング(別皿にするときもある)」で、690円(放送当時の価格)。これが高嶋さんの富士そばの正解だそう。番組内で「中学の時、野球部の部活帰りに友達3、4人でお金を出し合って…。汁を吸った時に、あぁ、こんなにうまいものがあるのかと。4人で回し飲みしていたら友達の1人が、『おばちゃん汁ちょうだい』って。おばちゃんが『しょうがないね』って。人情だなぁって思いだしました」と話していましたよ。

そんな高嶋さんが中学時代から愛する「富士そばの最強トッピング」を食べるべく、富士そばに潜入します!

変態グルメ紳士高嶋政宏さんが愛する、「富士そばの最強トッピング」

今回のそばとトッピング
・きつねそば
・温泉玉子
・ほうれん草おひたし

少しばかり天気が怪しい日曜日、ついでの用事があったので東京・西新宿の富士そばに行ってみました。



丁度午後1時、日曜日なのでランチタイム後なのかは定かではありませんが、お客さんは3人。5年ぶりの富士そばにちょっと緊張しながら入店すると、入った両側に券売機がありました。2台あるということは、繁盛店ということですよね。これなら後ろの人もイライラしなくて済みます。



千円札を入れてお目当てのボタンを探すと、一番上段に「きつね そば・うどん」ボタンがありました。そばとうどん兼用の食券なんですね。まずこれを押すと、食券が出てきました。続けて「温泉玉子」を探すと下から二段目にありましたので、これも押して食券が出たのを確認。続けて「ほうれん草おひたし」を探すと一番下の段にありましたので、これも押して食券を確認。これで今回のトッピングは全部ですので、最後に「お釣り」を押すとコインがトレイに出てきました。

料金は以下の通りです。

きつねそば 520円
温泉玉子 80円
ほうれん草おひたし 120円
合計 720円(2024年3月現在の価格)

縦に長い店舗で通路の両側に座席があり、突き当りに調理場がありますので、そのまま進んで調理担当の方に食券を渡します。写真を撮りたいので、他の方の邪魔にならないように一番右奥の席に着席。すぐに席の周囲を確認しましたが、高嶋さんが「フリーのわさび」と呼んでいるものは見当たりません。すぐに呼ばれたのでそばを受け取りに行き、「わさび、頂いてもいいですか?」とお願いすると、別皿で渡してくれました。これで必要なものは手に入りました。



ほうれん草のおひたしが別皿で提供されていて、これが想像していたより多いのでびっくり。確かにこれをトッピングで乗せると、見た目おひたしだらけになりそうです。というか、乗ってなくてもトッピング?ちょっと疑問です。さて、個人的にわさびは大好きなので、まずはおひたしにわさびを乗せて食べてみます。口に入れると思ったよりわさびが強烈で、すぐ辛みが鼻に抜けてきました。おそらく粉わさびをぬるま湯で溶いたものだと思いますが、辛み際立つ見事な練りです。わさびの辛さは水の温度と量、そして練り方によるので店によって差がありますが、かなり辛くておひたしの味よりわさびの辛さが先に鼻を突いてきました。



辛さが抜けるとようやくおひたしの味がわかるようになりましたが、とてもシャキシャキで、いい感じにかかっているかつお節がおひたしならではの味を支えていました。かかっているしょうゆも濃くなく、バランスのいいおひたしです。確かにわさびを乗せることで味が際立って、とても美味しく感じられます。これはすばらしいですが、むせてしまうのでわさびの乗せ過ぎには注意です。



そばの汁は「かえし」がしっかりした甘めで、こうしたチェーン店の汁は手を抜いてると思われがちですが、実はここのはしっかり作っているので飲んでもおいしいです。また、きつねそばと言えばお揚げですが、富士そばのお揚げは薄いけど甘めの味がしっかりついていて、とてもおいしくできています。しかも大きいのが2枚も入っているので、好きなタイミングでじっくり楽しめるのがいいですね。



そば自体は細めで、コシもしっかりあります。これでこの値段は確かに安いですね。せっかくなのでそばにもわさびを乗せてみると、おひたしよりもわさびの香りが鼻を突き、しっかりむせてしまいました。温かい方がわさびの香りが上がってくることを忘れてました。そばを楽しみながらおひたしをつまみ、ときどきお揚げを頂くという結構楽しいランチです。ただ、そばに対しておひたしが多いので、ペース配分は必要です。



さて、ここまで食べ進めて、疑問にぶち当たりました。この温玉はどのタイミングで食べたらいいのでしょうか??

高嶋さんの話では、特に温玉については語られていないので、ここは自分流に後半に温存しておき、そばに絡めて頂きました。トロトロのおいしい温玉でしたよ。そういえばお揚げについても語られていないので、ここはフリースタイルでよいのでしょうね。よく「ラーメンなどのスープは全部飲まない方がいい」と言われますが、中学生の高嶋さんが部活帰りに友達と分け合ってまで飲んだ汁です。これは飲まないわけにいきませんので、しっかり飲み干しました。おいしくて、とても満足な食事ができました。ごちそうさまでした。



そばは江戸時代の頃から、手軽に食べられる食事の代名詞といってもいい食べ物です。時間がないからそばで済まそうと言いがちですが、58歳の高嶋さんには中学時代の思い出があるので、大事に食べたいという思いが感じられる内容の番組でした。そうでなければ、40年以上も通い続けないはずです。また、温かいものを温かいうちに食べるのは基本ですが、わたしに本当にそれができているかというと、正直なところ結構微妙です。「向き合うってことが大切なんですよ。できた瞬間が店主の思いが詰まったやつだから、最高の状態で食べたい」 という高嶋さんの思いには頭が下がります。久しぶりの富士そばでしたが、また来ようと思います。

みなさんもぜひ、富士そばで最強のトッピングを試してみてください!

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