【山口天気 夕刊3/19】「春分の日」の祝日は荒天! 暴風や波浪は警報級のおそれ 激しい北風で真冬並みの厳寒も
きょう19日(火)の山口県は、昼前後中心に弱い雨の所がありましたが、夕方になり雲が少なくなり、美しい夕日が西の空に沈む様子が見られた所も多くなりました。
しかし、このあと空模様の表情が、急激に変化していきます。
あす(水・祝)にかけては朝鮮半島付近の低気圧が、急速に発達しながら日本海を東へと進んでいきます。この低気圧は上空に非常に強い寒気も伴っており、県内は大気の状態が一段と不安定になるとともに、県内付近は等圧線の間隔が狭まり、風の激しさも増していきそうです。
雨や風の予想を見ていくと、このあと夜中は徐々に西寄りの風が強まっていき、あす20日(水・祝)の明け方頃からは風は次第に北寄りに変わりながら、いっそう激しさが増すとともに、活発な雨雲、雷雲も流れ込みやすくなっていきます。
雨、風は日中がピークですが、夜にかけても日本海側や山間部中心に、ぐずつく天気が長引く所がある見込みです。
あす「春分の日」の祝日は、明け方頃~昼過ぎにかけては、暴風や波浪の警報が出る可能性が高まっている状況です。
警戒が必要な時間帯は、安全をしっかり確保できる場所で過ごす心がけなど、行動は慎重な判断をお願いします。
風は、瞬間的に30メートル…身体があおられ転倒したり、街路樹の小枝が折れるほどの激しい風となるおそれがあります。
また、大気の状態が非常に不安定で、活発な積乱雲が発生しやすく、落雷や激しい突風、ひょうが降るおそれもあるほか、激しい北風により、最高気温で8~10度くらいに止まる、真冬並みの厳しい寒さの一日にもなりそうです。
特に昼前後が最も外出等が危険な状況になる時間帯で、激しい突風や雷を伴う強雨などに十分注意が必要ですが、強い寒気の流入により、山間部中心に、雨が次第に雪に変わり始める所もある、とみられます。
特に積雪が急増するような降り方になることはなさそう、と見込んでいますが、雪になると急激な視界不良などのおそれもあるため、車の運転は十分ご注意下さい。
木曜日は天気は回復していきますが、まだ2月並みの寒さが続き、金曜日も朝は冷え込みが厳しいでしょう。
その後は気温は上昇傾向も、週末から来週初めは、春の長雨、菜種梅雨のように低気圧や前線の影響で、ぐずつく天気が長く続きそうです。特に日曜日、月曜日で、雨の量がまとまってくるおそれもあります。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)