掲載:THE FIRST TIMES

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■3日間で全13組が登場!秋に『STARLIGHT TOKYO2024』も開催決定

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NTTドコモ・スタジオ&ライブが主催するあらたな都市型音楽フェス『STARLIGHT+2024』が3月15・16・17日の3日間、千葉・幕張メッセイベントホールで開催。
光と映像演出に加え、鮮やかなネオンの光と世界に誇るアーティストのパフォーマンスを届け、大盛況で終了したこの3日間のダイジェストをレポートする。

なお、それぞれの詳細レポートはオフィシャルサイトで随時アップされる。また、Leminoにて見逃し配信が実施中だ。

■DAY1
DAY1にはOCTPATH、OWV、PSYCHIC FEVER、INIが登場。

トップバッターで登場したのは、西島蓮汰を迎え8人の新体制となったOCTPATH。彼らの決意表明とも言うべき1曲目の「OCTAVE」でクールなパフォーマンスを魅せ会場の温度を上げ、多幸感溢れる「Showtime」や「Sweet」でポップに彩ると「Run」ではサウンドを止め、海帆のボイスパーカッションがスタート。

その声に合わせてメンバーがダンスをはじめ、ステージを力強く踏む音がBGMとなり“無音”ダンスで圧倒。さらに太田と古瀬のアカペラから始まるバラード「雨」で聴かせるなど、彼らの今持っている才能をこれでもかと見せつける最高のステージだった。

圧倒的な“王者感”を背負い登場したOWVは、余裕さえも感じさせる「SLEEPLESS TOWN」で大人でセクシーなパフォーマンスを魅せると、「UBAUBA」で客席を大きく煽り、一気にダンスホールへと変化させていく。

しかしMCではテンポの良い掛け合いをみせたと思いきや話している途中にマイクを離すも会話は聞こえ…。彼らの“口パクMC”で会場を爆笑させると、後半は「Gamer」や「BREMEN」などで圧倒的なパフォーマンスを魅せ、そのギャップで魅了していた。

現在タイのチャートでも上位を記録するPSYCHIC FEVERは、海外のイベントに多く出演しアウェイをホームに変える実力を持つ。お揃いの衣装で登場し「Up and Down」でスタートすると、中盤ではグルーヴィーで心地のいいサウンドにテクニカルなダンスで魅了する「Temperature」などでそのふり幅を魅せていく。

MCではクールに見えて、甘噛みしてしまう小波津に他のメンバーが総ツッコみするアットホームな空気感も。渡邉のビートボックスからスタートし、彼の周りにメンバーが集まり、「FIRE」の世界観に赤い光と共に飲み込まれて行く珠玉の空間を全員で楽しんだ。

この日のトリは、INI。彼らが登場すると楽曲が聴こえなくなるほどの歓声で包まれ、その勢いを感じることができる。鬼気迫るパフォーマンスで「LEGIT」「DROP」とたたみかけるも、MCではメンバーがそれぞれ髪色を変えた報告をするなどほっこり。

その後はメンバーが作詞を手掛けた「Ferris Wheel」「Dirty Shoes Swag」を披露。「INItialize」で美しい歌声で真っすぐに届けたあと、ビートチェンジラップチームにバトンが渡ると一瞬にして空気を変えていく。

さらに「Busterz」では妖艶なラップの掛け合いのなかで、その闇を突き破り咲く花のような美しい歌声が響き渡り、会場を掌握し、彼らの楽曲の良さと深さを多くの人達に体感することができた力強いセットリストとパフォーマンスだった。

■DAY2
DAY2にはXYとDXTEEN、MAZZEL、SUPER★DRAGON、Shuta Sueyoshiが登場。

YOSHIKIがプロデュースした13人組ボーイズバンドXYは、繊細なピアノの音色に乗る美しい歌声が響き渡る「XY」からスタート。バンドの生演奏×ダンスだからこそ力強く、そこに感情が乗ったパフォーマンスで魅了していく。

「YG」ではアクロバットも含みながら激しさと美しさを両立させたダンスで目を惹きつけ、今後の可能性を感じることができるパワフルな新曲「STOOPID」も初披露。ラストの「Crazy Love」では厳かな空気感のなか、ダンス、ボーカル、バンドそれぞれの表現を爆発させていた。

ポップな「Unlimit」のイントロから登場したのは、爽やかなDXTEEN。ハッピーな空気感に包まれながら「Brand New Day」を披露。ただキュートなだけではなく、実力を感じるパフォーマンスで圧倒すると、メンバーたちがわちゃっと遊んでいるような「Stars」で会場を沸かせ、会場を笑顔にして行く。

「Dive」では、寺尾が歌い出すと磁石のようにメンバーがぎゅっと引き寄せられ集まって嬉しそうに絡んでいく仲の良さも印象的だ。ラストはクールな「First Flight」で多面性を魅せ、会場をあとにした。

「Fire」からスタートしたMAZZELはそれぞれの個性的な歌声がしっかりと伝ってくる。ビジョンには炎が映し出され、彼らの艶やかで力強い世界観で染まっていく。一転、「Holiday」ではメンバー全員で手をつなぎジャンプをしてハッピーな雰囲気に。“はしゃごうぜ”という歌詞のとおり、会場を遊び場に変換させていく。

彼らの才能と、爆発し続けるマグマをリンクさせるようなビジョンをバックに「MISSION」を歌い上げると、ラストは一列に並び、真っ赤な光を浴び、後ろを向くと、ビジョンには“MAZZEL”と映し出され、そのクールすぎる演出に会場中をざわつかせた。

2025来年、結成10周年を迎えるSUPER★DRAGONは、グループカラーの青を背負い、「New Rise」からスタート。“青で染める時代”との言葉どおり、圧倒的な経験値と力強さで会場を彼らの色に染めていく。

個性的な自己紹介で盛り上げたあと、スタイリッシュな「Don’t Let Me Down」、メロウでシティポップテイストの「Hey, girl」など音楽好きを唸らす選曲で魅了し、後半は彼らの真骨頂である攻撃的な「LRL-Left Right Left-」でガラッと空気を変え、銃を撃ち放つ振り付けが印象的な「Untouchable MAX」で最高潮に盛り上げ、最後は深々とお辞儀をし、次にバトンを繋いだ。

この日のラストは華やかなキャリアと確かな実力を持つShuta Sueyoshi。ダンサーを従え登場し、キャッチーなヒット曲「SO-RE-NA」で盛り上げると、SNSで大ブームとなった「HACK」を披露。

お客さんを笑顔で躍らせ、楽しんだあと、「息苦しい時代だからこそ、自由に、もっと気楽に、自分が見つめている景色を、方角をもっと大事に歩んでほしいという想いで作った曲です」と語った「NEVERLAND」を投下。お客さんの心をグッと掴んだ後、遊び心溢れる新曲「Shampoo」も披露し、最高のラストを飾った。

■DAY3
DAY3に登場したのは、WATWING、BUDDiiS、NOA、BE:FIRSTの4組。

ブラックを基調にした衣装でクールに登場したWATWING。攻撃的な「Firebird」で一気に盛り上げると、会場は白いペンライトで染まっていく。

炎を彷彿とさせるビジョンをバックに力強く、鬼気迫るダンスで魅せていく「Runway(Remix)」に心を奪われていくと、拡声器を手に持ち歌うメンバーの個性をリリックに落とし込んだ「WATW”ing”」でたたみかけ、セクシーな「BREAK OUT」や、クラップで客席と一体になった「WAIT A MINUTE!」、多幸感溢れる「Honey, You!」ではみんなが笑顔で客席を煽り、うれしそうにしている姿が印象的だった。

ステージが光に照らされた途端、鮮やかに染まったカラースーツで登場したBUDDiiSが登場。まるでおもちゃ箱のようにカラフルな「JUBiiLEE」でそれぞれの個性を爆発させ、「The One」のセリフのシーンではFUMINORIが「みんな俺のこと好きになって!」とキュートに言うとメンバーたちも大爆笑。

バラード「Lack」ではそれぞれの表現で切なく歌い上げ、SHOOTをMORRIEが後ろから抱きしめる振りでは客席から叫ぶような歓声が響き渡った。

DJブースとバックダンサーを従え登場したNOA。迫力に満ちた「BURN」でスタートし、ダイナミックで力強いダンスで魅了すると、「Just Feel It(feat. Ayumu Imazu)」では群を抜いたダンスとともに軽やかな歌声を聴かせ、ラップもこなしていく。けだるさがセクシーに映りながらも、品の良さを感じさせる佇まいはさすが。

MCでは一体となった会場に驚きと喜びの表情を浮かべ、あふれるように「大好きだよ!」と気持ちを伝えていた。さらにこの日は新曲「YBOM (You’ve Been On my Mind)」も披露。さらに「Highway」で一気に盛り上げ、ステージを去った。

大トリとして登場したBE:FIRSTは、SHUNTOが「俺たちを待ってたんだろう?」と声をかけると大きな歓声が沸き、会場を彼らの世界観に染めていく。「Mainstream」からスタートし攻撃的なラップとメンバーそれぞれの個性が溢れる歌声が絡み合い、自信に満ちたパフォーマンスはお客さんの心を奪っていく。「Softly」ではRYUHEI、LEO、MANATO、JUNONがマイクスタンドを持ちしっとりと歌い上げるひと幕も。

LEOは「僕たちBE:FIRSTは皆さんが求めてくれるならいつまでも音楽をやっていきます!」と力強く話し、「Bye-Good-Bye」「Boom Boom Back」で最高潮まで盛り上げ、イベントの幕を閉じた。

3日間、全13組がそれぞれの好きを持ち寄り、個性をぶつけた『STARLIGHT+2024』。最後には秋に『STARLIGHT TOKYO2024』が東京・有明アリーナで開催されることも発表。盛り上がり続けるダンスパフォーマンスシーンをさらに盛り上げる次回の“STARLIGHT”の続報を待つとしよう。

TEXT BY 吉田可奈
PHOTO BY 折井康弘 / 樋口隆宏 

※メイン写真はBE:FIRST

『STARLIGHT + 2024』OFFICIAL SITE
https://starlight-fes.com/