KRY山口放送

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「動画を見るだけで収入が入る」といった、うそのSNS広告をきっかけに、山陽小野田市の40代の会社員の女性が、現金およそ670万円をだまし取られたことがわかりました。

詐欺被害にあったのは山陽小野田市の40代の会社員の女性です。

美祢警察署によりますと、女性は2月23日、スマートフォンでSNSを閲覧していたところ、「動画を見るだけで、1日数千円から数万円の収入が入る」といった副業を募る広告を見つけ、メッセージのやりとりを始めました。

相手からの指示で動画を見るなどしたところ、報酬として複数回、収入が得られたということです。

その後、相手から「さらに高収入を得ることのできる仕事がある」、「口座に現金を送金すれば報酬が得られる」などと言われ、女性は信用し、2月24日から26日までの間に6回にわたって、インターネットバンキングで指定された口座におよそ100万円を振り込みました。

その後、インターネットサイト上で800万円以上の利益があるように表示されたことから、女性が引き出しを申請したところ、「取り引きのミスで違約金が発生している」、「取り引きのミスで発生したデータの修復費用が必要」などと繰り返し現金を要求され、女性は、2月27日から29日までの間、3回にわたって、美祢市内の金融機関のATMからおよそ570万円を指定された口座に振り込み、あわせて670万円をだまし取られたということです。

警察では、副業あっせんを装って金を要求するのは詐欺の手口だとして、現金を振り込む前に、家族や知人、警察に相談するよう注意を呼びかけています。