KRY山口放送

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山口県岩国市に住む50代の無職男性が、サイト未納料金名目の詐欺被害に遭い、電子マネーを少なくとも240万円分騙し取られました。

岩国警察署によりますと、去年11月初旬、男性の携帯電話に「お客様サポートセンター」を名乗るアカウントから、「動画サイトへ登録されており、料金が未納です」「退会及び登録解除を希望される方は連絡ください」などとSNSでメッセージが届きました。

男性がメッセージに記載された「050」で始まる番号に電話したところ、「未納料金の支払いをしなければ、口座が凍結され、財産が差し押さえられる」などと言われたということです。

話を信じた男性は、3月8日までの間、岩国・柳井・光・下松・周南の5つの市内のコンビニで、電子マネーカードを少なくとも24回、計240万円分購入し、コード番号を相手に電話で伝え、騙し取られました。

男性が家族に相談したところ、家族から詐欺を指摘され、14日に岩国署に相談して詐欺とわかったということです。

男性は相手の指示に従い、レシートや電子マネーカードを廃棄していたことから、警察はこの他にも被害があるとみて、調べを進めています。

男性は「過去にインターネットで動画を視聴した経験があり、話を信じてしまった」と話しているということです。

警察は「電子マネーカードを購入させてコード番号を要求するのは詐欺の手口」と注意を呼び掛けています。