釣りとキャンプ、車中泊のために改造した愛車「えだまめ号」【狭小秘密基地拝見!】
【狭小秘密基地拝見!】
行きたい所に自由気ままに移動して、四季を感じながら自然の中で外遊びとキャンプ。そんなライフスタイルを発信している、りさらいずさんの愛車はフライフィッシングと車中泊、キャンプを楽しむための移動式秘密基地だ。
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りさらいずさん
北海道を拠点に愛車「えだまめ号」を走らせてフライフィシングとキャンプを中心に、外遊びの楽しさを発信しているVlogger。愛車はフィッシングや車中泊に便利に使え、夏も冬も快適に過ごせるように自らの手で改造している
フライフィッシングにキャンプ、そして車中泊。北海道の自然の素晴らしさと、そこでの外遊びの楽しさを配信しているのが、りさらいずさん。フライフィッシングは、いつ頃から始めたのだろうか。
「釣り自体は、昔から家族でよくやっていました。ただ、その頃は海釣りがメインで、3年くらい前に川や湖もいいかなと思ってチャレンジを始めました。ただ、擬似餌である毛針をポイントまで投げるのはかなり難しくって、最初は全く釣れませんでしたね(笑)」
それでも繰り返しやっていくうちにコツが掴め、ヒットするようになっていった。
「だんだん楽しくなって、北海道には川や湖がたくさんあるから、いろんな場所を巡って釣りや車中泊をしたいと思ってクルマの免許を取ったんです」
そして購入したのが、中古の日産バネットバンだ。
「車内がとても広くて、釣りと同時にやりたかった車中泊やキャンプが、思う存分できると思ったんです。最初から自分で内装などを理想通りに改造して、オシャレなクルマに仕上げていくつもりでした」
バネットは2WDと4WDを手動で切り替えられる。雪が多く、悪路も通らないと行けないポイントまで走る時に頼りになる相棒になってくれる。
「最初に手を付けたのが車体を塗り替えることです。悩んだんですが、塗料屋さんで気に入ったのが、今の色です」
マスキングから始まって、ローラーと刷毛を使って塗装することまで全部DIYした。
「ほかの改造もそうですけど、いろんな人にアドバイスをもらったり、同じような事をしている人のYouTubeを参考にしたりして、徐々に自分のこだわりで改造してきました」
そして出来上がったのが、釣り用移動式秘密基地、愛車「えだまめ号」だ。
■「えだまめ号」ができるまで
<車体塗装>
購入当初は白かった車体を気に入った塗料“グリーン・ソイ・ビーンズ”色に塗っていく。
<断熱材入れ>
気温0度を下回る北海道の冬に備えるために、サイドパネルを外すとできるスペースに断熱材を入れた。
天井にも断熱材を貼って、その上から木板を取り付け、好きなニジマス色を描いた。
<床張り替え>
床のビニールシートを剥がし、やはり断熱材を入れた。見えない所に冬対策が施されている。
<完成>
そしてこれが現在のえだまめ号の車内。人工芝を敷き、木製のベッドを取り付けている。
天井には木板を貼り、ニジマスの色の塗装に。同じく木をくり抜いて、照明を取り付けた。
ホームセンターと百均で買ったパーツで、ロッドを天井に収納。
車中泊や休息中にプライバシーを守れるように、カーテンも取り付け。
荷室の左側にはテーブルも自作して取り付けていた時期も。
エンジンを止めた状態での車中泊で問題になる車内の冷暖房は、ポータブル電源とFFヒーター、クーラーを導入して解決。
今では工具の使い方にもすっかり慣れて、大抵のモノは自身で加工して作れるようになっているDIY女子だ。
フィッシングウエア姿も様になり、釣りの腕もずいぶん上達して、より楽しめるように。
知床では 50cmを超えるカラフトマスを釣り上げたことも。
朱鞠内湖では体長80cmのイトウを。りさらいずさんの釣りは、いつもキャッチ&リリースだ
※2024年2月6日発売「GoodsPress」3月号74-75ページの記事をもとに構成しています<取材・文/松尾直俊>
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