重賞初制覇を目指すアドミラルシップ(c)netkeiba

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 兄姉に続け。良血のアドミラルシップ(牡3、美浦・相沢郁厩舎)が、弥生賞ディープインパクト記念(3歳・GII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。

 アドミラルシップは父ゴールドシップ、母ヴィーヴァブーケ、母の父キングカメハメハの血統。母は1勝止まりだが、俳優の小林薫の所有馬だった祖母ブルーリッジリバーは、02年桜花賞で2着の実績がある。また、全兄ブラックホールは19年札幌2歳Sの覇者で、20年弥生賞は4着。半姉ライラックは22年フェアリーSを制し、エリザベス女王杯では2着に健闘している。

 ここまで3戦1勝。前々走のホープフルSではキャリア1戦のハンデがありながら、後方から渋太く伸びて0秒5差の4着に食い込んだ。続く前走のゆりかもめ賞は1番人気で7着に終わったが、結果的に距離と上がり勝負が堪えた印象。その点、2000mへの距離短縮と中山替わりはともにプラスに働くはずだ。

 生産者の杵臼牧場は先々週のフェブラリーSをペプチドナイルで制し、01年天皇賞(春)のテイエムオペラオー以来、23年ぶりのGI制覇を果たした。今度は3歳馬が頑張る番。アドミラルシップも3きょうだい重賞制覇を果たし、クラシックへと飛躍したい。