KRY山口放送

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 岩国地区消防組合は27日、搬送者の氏名や住所、生年月日などが記載された「救急記録票」1枚を紛失したと発表しました。

 組合によりますと、25日午後、岩国市美和町で発生した救急事案のため、玖北第1出張所(岩国市美川町)の救急車1台が出動。

 未成年の男性1人を岩国市内の医療機関に搬送後、男性の氏名や住所、生年月日、傷病名、傷病程度などを医師が記入した救急記録票を受け取りましたが、出張所に戻った後、紛失に気付いたということです。

 紛失発覚後に医療機関内や救急車内を捜索するも発見に至らず、26日に男性と家族に職員が説明・謝罪しました。

 岩国地区消防組合では去年7月にも個人情報が記載された火災調査報告書の紛失が発覚していて、冨岡英文消防長は「深くお詫び申し上げる。個人情報を含む書類については細心の注意を払って取り扱うよう指導している中、再びこのような事案を引き起こしたことは深刻な事態であると受け止めている」などとコメントしています。

 冨岡消防長は再発防止のため、個人情報を含む書類の取り扱いについて見直しを行うことなどの指示を出したということです。