【リュウジの昭和レトロ味】浅草老舗の味♡水口食堂の「炒り豚」の再現レシピに挑戦!実は丁寧な仕事♡

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このところテレビでもよく見るリュウジさんですが、自身のYouTubeで「炒り豚」なる料理を紹介していました。浅草の有名な定食屋さん「水口食堂」の看板料理を実食したところ、猛烈に感動して「あまりにおいしかったので作ってみた」のだそう。 炒り豚ってあまり聞かない料理名ですが、リュウジさんがおいしいと言うのなら間違いないだろう…ということでさっそく作ってみました!

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水口食堂は、浅草にある定食屋さんです。1950年(昭和25年)から営業を始め、創業70年を迎えたみたいです。メニューはなんと100種類以上あるんだとか。地元の方はもちろん、 観光客の方もたくさん訪れているお店なんだそうですよ。

リュウジさんが作る水口食堂の「炒り豚」の材料と作り方

【材料】※1人分
・バター…15g
・塩…適量(下味用)
・こしょう…適量(下味用)
・薄力粉…大さじ1と1/2
・豚こま肉…200g
・玉ねぎ…1/2個(100g程度)
・ケチャップ…小さじ4
・ウスターソース…小さじ2
・砂糖…小さじ1/2
・にんにく…1/2かけ
・黒こしょう…適量
・水…80ml
・コンソメ(顆粒)…小さじ1



玉ねぎは幅1cm弱にスライスしておきます。
豚肉は大きければちぎっておきます。
にんにくはすりおろしておきます。

【作り方】※調理時間:15分
1.ボウルに豚肉、塩、こしょう、薄力粉を入れます。



2.豚肉のすきまにも粉が入るように、まんべんなくまぶします。



3.大きめのフライパンを中火にかけ、バターを入れます。



4.そのままバターが溶けるのを待ちます。



5.2の豚肉を全体に広げるように入れ、全体がパリッとするまで炒めます。


※面倒でもここはちゃんと広げましょう。リュウジさんのレシピにしてはめずらしく手間をかけていますので、大事なポイントです。広げるのに手間取るようでしたら、一度火を止めましょう。



6.肉に焦げ目がついたら、玉ねぎを入れて炒めます。



7.玉ねぎがしんなりしてきたら、ウスターソースとケチャップを入れ、全体を混ぜながら炒めます。



8.砂糖、にんにく、黒こしょうを入れ、よく炒って酸味を飛ばします。



9.コンソメと水を入れ、グツグツと全体に味が行き渡るように混ぜます。



10.器に盛り付けて出来上がりです。



どんな料理かと思ったら…いかにも定食屋さんらしく、ケチャップ&ウスターソース味の豚肉炒めでした。でもケチャップとウスターソースからできたブラウンソースがとてもおいしい濃い目の味付けになっていて、例えるならハヤシライスっぽい仕上がりになっていました。簡単にできるのに箸は全く止まらず、「下町の洋食屋って、こういう味だよなぁ」と自分で作っておきながら、懐かしいものに出会ったような気持ちになりました。

洋食で玉ねぎを使うときは、オニオングラタンスープを作る時のように飴色になるまで炒める場合と、玉ねぎの食感自体も楽しむために大きく切る場合があります。特に定食屋さんで出てくる玉ねぎは火入れが絶妙で、生ではないのに火が入りすぎずにしんなりしていない状態で出てきます。火を入れるほどに甘くなる玉ねぎですが、あえて火を通し過ぎずに玉ねぎの食感を残しているため、肉とのバランスがよくて、そこにソースが絡むのでとても玉ねぎをおいしく感じることができます。この料理はまさにそれです。実に丁寧な仕事ですよね。

私自身は水口食堂さんには行ったことがないのであくまで想像ですが、注文したお客さんは平皿においしそうに盛られたライスに一度肉をバウンドさせ、ライスと一緒に口いっぱいにこの炒り豚を食べるのだろうなぁと思います。この味に合わせるのは絶対にライスです。汁まで残さずにライスにかけて食べたいくらい、おいしい定食屋さんの定食です。きっとマヨネーズを添えてもおいしいでしょうし、看板料理だというのもうなずけます。

とってもご飯が進む料理ですので、ぜひ作ってみてください!