23年103勝の今井千尋騎手が鮮やかな着物姿で喜び これからも「全頭全力を尽す」
「NARグランプリ2023」の表彰式は22日、都内ホテルで実施。優秀女性騎手賞を受賞したばんえい十勝競馬の今井千尋騎手は、鮮やかな着物姿で登場し、調教師でもある「父からも『おめでとう』と言ってもらえました」と笑顔が弾けた。
今井騎手は2000年生まれで新十津川町出身の23歳。ばんえい史上4人目の女性騎手として22年12月にデビューすると、昨年11月には通算100勝を達成した。デビューから332日目での到達は、帯広市単独開催後の最短記録である395日を更新。23年の年間103勝は地方競馬における女性騎手最多となり、今回の受賞となった。
103勝を挙げることができた要因を聞かれ、「昔から知っている馬主さん、厩務員さんら、いろいろな人がいい出走馬を用意してくれた結果です」と周囲に感謝。今後に向けては「数字的な目標はありませんが、乗せていただける馬、全頭全力を尽くして頑張っていければと思います」と意気込んだ。