【しいたけの保存法】水分はお肌の大敵!?フワフワ生しいたけは超デリケート!優し~く扱うべし【農家直伝】
新鮮な生しいたけって、フワフワ柔らかそうな見た目で、本当においしそうですよね。埼玉県でしいたけを生産・販売する貫井香織さんによると、こういう生しいたけは超デリケートで、保存法には気を使わないといけないとのこと。せっかくなら、100%のおいしさを保ったまま味わいたいので、貫井さん直伝のワザを実践してみます!おすすめの絶品しいたけレシピも教わりましたので、そちらも作っていきますよ~♪
しいたけの保存は常温?冷蔵?それとも冷凍?
みなさん、スーパーなどで買ってきたしいたけって、どうしてますか?
貫井さんによると「しいたけは、とってもデリケート」とのこと。買ってきた当日に使うのがベストですが、保存する場合は次のようにすると良いそうです。
1.買ってきたしいたけをパックや袋から取り出す。
2.しいたけを一つずつペーパータオルなどで丁寧に包む。
「パック入りのしいたけには水滴がついていることがありますが、この水分でしいたけは傷むんです。ペーパータオルで包み、水分を吸い取れるようにします」と貫井さん。
3.密閉できるジッパー付き保存袋などに入れ、冷蔵庫で保存する。
「石づきを取り、調理しやすい大きさに切って冷蔵しても便利ですよ。炒め物、汁物にもそのまま使えます」(貫井さん)
切ってから保存しておくと、忙しいときにサッと調理に使えて便利ですね。
ついつい、そのまま放置しがちですが、水分を取って早めに冷蔵庫に入れることが、しいたけをおいしく保つポイントです!
また、しいたけは「冷凍」すると組織が壊れ、旨味と香りが出やすくなるため、あえて冷蔵庫ではなく冷凍保存もオススメです。使うときは、解凍すると水分が出てしまうので、凍ったまま調理に加えてください。
続いて、しいたけを丸ごと使用した簡単レシピをご紹介します♪
コーンの甘味が加わるので、しいたけがちょっと苦手という方でも食べやすいですよ。
アレンジ自由自在!「しいたけとコーンのバター炒め」
材料(2人分)
しいたけ…中2個
ホールコーン缶(水切り)…しいたけと同量(30g程度)
バター…8g
塩・こしょう…各適量
作り方
1.しいたけは石づきを取り、軸と共にみじん切りにする。
「軸は香りがよいので、ぜひ使ってくださいね」(貫井さん)
いつもは捨てがちの軸も活用できるなんて、エコですね!しかも、風味も良くなって…今度から軸は捨てないようにしよう。
2.フライパンを熱してバターを溶かし、1のしいたけとコーンを炒める。
3.しいたけに火が通ったら、塩とこしょうを振る。
サっと炒めれば出来上がり♪
コーンの黄色が鮮やかですね~。
バターのいい香りがします。
さっそく、いただきましょう。
一口食べるとしいたけの爽やかな香りが、口いっぱいに広がります。
これは、新鮮なしいたけならではですね♡
うんうん、バターの風味とコーンの甘味が炒めたしいたけとマッチしておいしい~♡
しいたけもみじん切りにしているので、パクパク食べやすいですね。
「コーンは冷凍でもOKです。しっかり火を通せば、生のとうもろこしでも」(貫井さん)
旬の季節には生のとうもろこしを使うのもいいですね。
このままでも十分おいしいですが、チャーハンやオムレツの具として入れても合いますよ。
明るい色合いとプチプチした見た目もかわいらしいので、明日のお弁当のおかずに入れちゃおうっと♪
しいたけの濃厚な風味と香ばしいバターが食欲をそそる「しいたけとコーンのバター炒め」。
みなさんもぜひ、お試しくださいね。
貫井さんは、今回紹介したレシピの他にも、しいたけに関する情報をホームページなどでも発信しています。そちらもぜひ、ご覧ください。
貫井園
貫井香織さん
埼玉県生まれ。大学卒業後、コンサルティング会社、PR会社を経て、2008年に父親が経営する「お茶としいたけ 貫井園」に就農。原木しいたけ栽培において農林水産大臣賞を5度受賞の同園で働きながら、ワインに魅せられ、2016年に醸造用ぶどうの栽培を開始。2022年から、自家製ぶどうによる醸造ワインの販売を手掛ける。
2015年第10回さいたま輝き荻野吟子賞、2017年農業女子アワード「農業女子の知恵・夢部門」、2018年6次産業化アワード奨励賞を受賞。農業女子プロジェクトメンバー。
●貫井園ホームページ
http://www.nukuien.com/
●インスタグラム @nukuien
https://www.instagram.com/nukuien/