【青髪のテツ】香りもバッチリ残る「春菊の冷凍&解凍術教えます!」鍋シーズンの必須ワザかも【冷凍実験】

写真拡大 (全11枚)

こんにちは、スーパー青果部の青髪のテツです。熱々の鍋が恋しい季節ですね。鍋に入れる野菜といえば、爽やかな風味を加えてくれる「春菊」が欠かせません。ただし、葉が柔らかい春菊は日持ちしないのが弱点。それでも、もし春菊を長期保存したいなら、いっそ「冷凍」しちゃいましょう。「え、凍らせたらあの風味が消えちゃうんじゃ?」と心配になる方も多いと思いますが、手順を踏んで冷凍&解凍すればバッチリ鍋に使えますよ♪

【青髪のテツ】「小口切りにした大量の青ねぎは”アレ”と一緒に冷凍して!」パラパラ感なんと1か月キープ♪

寒い日が続いているので、毎晩お鍋ばかりという方も多いのではないでしょうか。
お鍋に使う定番野菜といえば、白菜や長ネギ、きのこ、にんじんなど様々ありますが、「春菊は欠かせないよね」という方も多いのではないかと思います。

春菊は独特の風味があるので苦手な方も多いんですが、逆に「あれがないと始まらない!」という春菊ガチ勢が、わたしの周りには結構います(笑)。



そんな春菊について、スーパーのお客さんから「お鍋に使うだろうと思って買ったけど、結局やらずにまだ冷蔵庫にあるのよね。でも、葉物野菜は日持ちしないから心配。冷凍できればいいのに」と、相談を受けたことがあります。

大丈夫!実は、春菊は冷凍してOKなんですよ。



もちろん、新鮮なうちに生のまま調理するのが一番おいしいのは間違いありません。でも、余らせて捨ててしまうくらいなら、冷凍保存して残さず食べるようにしましょう。

「冷凍した野菜はまずい」と言われることもありますが、それは単純に冷凍するときや解凍する際の手順を間違えている可能性が高いです。

そこで、今回は正しい冷凍法&解凍の手順をご紹介しますよ。

春菊の正しい冷凍法

1. 春菊をしっかり水洗いする。



2. 水分をしっかり拭き取る。



3. 食べやすい大きさにざく切りにする。



4. 冷凍保存用の袋に入れる。



5. 冷凍庫に入れる。



冷凍保存した春菊の保存期間は約1か月です。
ただし、家庭の冷凍庫は開け閉めが頻繁に行われるので、冷凍しても長持ちしないことがあります。冷凍しているからと油断せずになるべく早めに使い切りましょう。



春菊の正しい解凍手順

冷凍した春菊を料理に使うときは、必ず凍ったまま、鍋に入れたりスープやみそ汁に入れたりしましょう。
中途半端に常温解凍してしまうと食味が落ちてしまいますので要注意!



今回は水炊き風のスープを作ろうと、凍ったままの春菊(1束分)を鍋にドカンと投入してみました。

※スープは、かつおだしと鶏がらスープの素(それぞれ適量)を水(2カップ)に溶き、酒(2カップ)、みりん(大さじ3)、塩(小さじ1/2)を入れて作っています。また、先にざく切りにした白菜(1/4個)を柔らかくなるまで煮ています。

春菊が解凍できたら、豚肉(もしくは鶏肉)を入れて、肉に火が通るまで加熱して出来上がり。



春菊を一口食べてみたら、あの風味がフワっと鼻に抜けて最高♡冷凍した春菊とは思えない仕上がりでしたよ。
というわけで結論…、春菊は冷凍しても風味がバッチリ残ります!



また、試しに、常温で自然解凍した春菊も生食してみました。ポン酢じょうゆと白いりゴマをかけておひたし風に。
葉の部分は、しんなりしていて風味も感じますが、茎の部分がぐにゃぐにゃの食感で正直おいしくありませんでした…。

やはり冷凍した春菊は、常温解凍せず一気に加熱して調理することが大事です!

以上、春菊の冷凍法と解凍の手順をお伝えしました。
今回の裏ワザで、風味豊かな春菊を余すことなくたっぷり食べてくださいね。

なお、冷凍してもおいしく食べられる野菜は他にもたくさんありますので、野菜を冷蔵庫で腐らせてしまいがちな方は、フードロスを減らすためにもぜひ冷凍を視野に入れましょう。
冷凍の仕方は、野菜それぞれに適した方法がありますが、わたしも『あたらしい日日』で他の野菜の保存方法についていくつか記事を書いているので、気になる方は読んでみてくださいね!