「税金でやることじゃないだろ」東京都が展開する「男女AIマッチング」サービスに不信感覚える声多数
東京都公式サイトより
東京都が2024年から、男女の出会いを提供する「AIマッチング」サービスを開始する。すでに2023年12月から、都の婚活イベントに参加した人や一部職員がインターネットブラウザー上でサービスの先行利用を始めているが、この話題はたびたびSNSなどでトピックとして取り上げられ、さまざまな声が寄せられている。
同サービスを提供する東京都「TOKYOふたりSTORY」公式サイトには《今や4人に1人が「マッチングアプリ」で結婚する時代。結婚に関心があっても「アプリの利用が不安」「どうやって婚活をしたらいいかわからない」などの理由で活動をしていない…そんな方の婚活を後押しするため、「AIマッチングシステム」の提供を始めました》と書かている。
「民間のアプリは本人確認が不十分だったり、個人情報が漏洩したりして怖い」という声があがるマッチングサービス。そんな意見を踏まえ、都は利用者に安心してもらえるように、個人情報の確認を厳格化するという。
「アプリ利用の対象は都内在住か在勤、在学の18歳以上です。登録には運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなど顔写真付きの身分証明書と独身証明書、年収を証明できる源泉徴収票などが必要になります。その後は都の担当者とオンライン面談をして、自己PRや希望条件などを記入すればAIがお相手を見つけてくれます」(週刊誌記者)
事務局によると「現在は都主催のイベントなどに参加された方を対象に限定で始めています。一般の方がご利用できるのは令和6年の早い時期ということになっていますが、まだはっきりとは決まっておりません」とのこと。
このサービスについて、SNSでは《都営出会い系サイト…》《税金でやることじゃないだろ》と厳しい意見が寄せられている。
「近年、社会問題化している“パパ活”もマッチングアプリを介して行われるケースが多く、民間のアプリについては、“パパ活の温床”という批判も多い。
このサービスに関しても、《公営パパ活アプリか。東京は素晴らしいね》と皮肉る意見も見られました」(同前)
アプリの進行を説明する「流れ」の最後は「ご成婚」という文字があった。少子化対策の一環ともいえる今回の試みを見守りたい。