令和ロマン(写真左から)高比良くるま、松井ケムリ
漫才師の頂点を争う『M-1グランプリ2023』の決勝戦が24日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、10組がネタを披露。吉本興業所属の令和ロマン(結成5年)が19代目王者に輝き、優勝賞金1000万円を獲得した。

優勝した令和ロマンは、高比良くるま(29歳)と松井ケムリ(30歳)のコンビ。史上最多のエントリー数・8240組の激戦を勝ち抜き、頂点に立った。

優勝直後の合同インタビューに応じた二人。賞金1000万円の使い道について質問が及ぶと、松井が相方の高比良に対し「ネタ選びも戦略とかも全部やってくれている。(高比良)くるまがいなかったら優勝できていないと思う。僕は本当に感謝している。1000万円を全部あげます」と賞金を折半しないと約束し、周囲を仰天させた。

▼ 「1000万円を全部あげます」と松井ケムリ(写真右)。高比良くるまは目を大きく開き驚いた


▼ 賞金独り占めできると聞いて、高比良(写真左)は「マジー!」と叫んだ



松井はかつて、ラジオ番組に出演した際に賞金全額を渡すことを口にしていたそうだが、改めて、記者が大勢いる前でキッパリ話した。松井は、気前良く「500万なんて…」と話しを続けて「チャンピオンって素晴らしい肩書きですから、この先がもっともっとある。僕は500万をあげることは全然、何とも思ってません。でも、無駄遣いはしないでほしい」と一つ、願う気持ちも挟んだ。

すると高比良は「今日の有馬記念で、ソールオリエンスの単勝に100万円を買って負けている」と明かし「ソールオリエンスにぶちこんだ100万は本当に散りました。体からどんどん温度が消えていきました」と予想が外れてしまった直後を想像させて、笑いを取っていた。

※高比良の「高」の正式表記は、はしごだか

令和ロマン(写真左から)高比良くるま、松井ケムリ


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