ドイツで緑色の子犬が生まれていた! 原因はあざと同じ?
数年前、ドイツのある一家で誕生した1匹のゴールデンレトリバーは「モヒート」と名付けられました。それはミントを使ったカクテルのように、全身が緑色だったから。一緒に生まれた8匹は、クリームやゴールドの色をしているのに、なぜモヒートだけ緑色だったのでしょうか?
ドイツ北部のヴェルメルスキルヒェンに暮らすジョアンナ・ジャスティスさんの家で2019年、飼い犬のゴールデンレトリバーが出産しました。生まれた子犬は全部で9匹。元気に生まれた子犬たちの中で、1匹だけ全身が緑色に染まった犬がいたのです。
そのときの写真を見ても、顔からしっぽまで全身が薄い緑色に染まっていて、他の8匹と違うのは明らか。ジョアンナさんはとても心配したそうです。
原因は何か? 胆汁に含まれるビリベルジンという物質が関係しているとみられています。ビリベルジンは緑色の色素で、身体にあざができたときに、青緑色っぽくなるのもこの色素が原因。モヒートはビリベルジンが多く、それによって全身が緑色がかってしまったというのです。
犬の専門家によれば、ビリベルジンが多くなっても無害で、だいたい数週間程度で自然と緑色は薄れていくとのこと。ただし、稀なことは確かだそうです。
ちなみに、2022年には米国でも同じように緑色のフレンチブルドッグが生まれたことが地元のニュースで報道されています(以下の動画を参照)。
【主な参考記事】
Mirror. Golden Retriever gives birth to green puppy called ‘Mojito’ due to unusual condition. December 3 2023
WBRC. Alabama French bulldog puppy born green. September 26 2022