アップルが「iPhone 16」のバッテリーをインドで製造するように部品サプライヤーに指示した、と英Financial Times(FT)紙が報じています。

↑もっとインドで作りそう

 

iPhone 16に関しては、上位モデルの「iPhone 16 Pro」向けとされるバッテリーの画像が以前に流出しています。バッテリー容量は3355mAhで、「iPhone 15 Pro」の3274mAhから増加する模様。バッテリーケースが金属製になることから、冷却性能の向上も期待されています。

 

FTによれば、アップルは中国のDesayや台湾のSimplo Technologyを含むバッテリーサプライヤーに対して、iPhone 16のバッテリーをインドで製造するために新しい工場を設立するか、既存の拠点での生産を拡大するように指示しているとのこと。サプライチェーンを多様化することと中国への依存を減らすことが、その狙いのようです。

 

すでにアップルはフォックスコンやペガトロン、タタと協力してインドでiPhoneを製造しており、デバイスの組み立ての75%〜80%をフォックスコンが担っています。さらに同社はインドに5億ドル(約734億円※)以上を投資して、製造能力を増強しているとも報じられています。

※1ドル=約146.8円で換算(2023年12月7日現在)

 

米国と中国のデカップリング(分離)が続く中、サプライチェーンのリスクを減らすために、アップルのインドへの注力は今後も続きそうです。

 

Source: Financial Times via MacRumors