エンゼルスからFAとなっている大谷翔平【写真:ロイター】

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レンジャーズ、レッドソックス、メッツは撤退か「6億ドルに達する可能性がある」

 エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手の争奪戦について、移籍候補がドジャースなど5球団ほどに絞られていると米スポーツ局ESPNのジェフ・パッサン記者が伝えた。3日(日本時間4日)からのウインターミーティングを控えた1日に伝えたもので、「ショウヘイ・オオタニの争奪戦は天文学的かつ記録的な契約と共にまもなく終了する可能性がある」と早期決着すると報じた。

 パッサン記者が移籍候補に挙げたのはドジャース、カブス、ブルージェイズ、エンゼルス。ジャイアンツについては「争奪戦でどの位置にいるかは不明だ」とした。これまでに獲得候補に挙げられたレンジャーズ、レッドソックス、メッツは「他の選手に注目している」と争奪戦から撤退したと報じている。

 メジャー史上最高額はエンゼルスのマイク・トラウト外野手が2019年3月に結んだ4億2650万ドル(約630億円)。すでに5億ドルを超える争奪戦の様相を呈しているが、パッサン記者は関係者から聞いた話として「少なくとも5億5000万ドル(約812億円)」「6億ドル(約886億円)に達する可能性がある」などと“上方修正”した。

 9月に右肘靱帯の手術を受けて来季は打者に専念。二刀流の復活は2025年以降となる。「右肘手術がFAの価値に水を差すのではないかという懸念は明らかに根拠のないものであることが証明された」と指摘した。大谷争奪戦はどのような結末を迎えるのだろうか。(Full-Count編集部)