「シン・家飲み」を探究中の高田 秋が進化形どぶろく3銘柄を飲み比べ!
飲み歩き大好きモデル・高田 秋が「家飲み」を追求! 今月は、気鋭の若手酒蔵が中心となって盛り上げている進化系どぶろくにフォーカス。個性的な3銘柄をテイスティングした。
※こちらは「GetNavi」 2023年11月号に掲載された記事を再編集したものです。
【13杯目】日本の伝統酒が新たなフェーズに突入!進化系どぶろくで乾杯♪
LAGOON BREWERY
翔空 森のSAKE 〜クロモジどぶろく〜
2640円
(写真右)
酒蔵がある新潟県栃尾地区に自生する和ハーブ、「クロモジ」を大胆に使用。クロモジ特有の上品で爽やかな香りが特徴だ。アフターテイストとして、かすかに感じられるスパイシーさも好アクセント。
木花之醸造所
ハナグモリ THE酸
2178円
(写真中央)
浅草初のどぶろく醸造所による、鮮烈な酸と切れ味が魅惑的な一本。焼酎造りでよく使われる白麹で醗酵させている。白麹由来のクエン酸の酸味を生かしたドライでシャープな味わいを楽しめる。
haccoba
-Craft Sake Brewery-
サニーデイ・
レモネード
3080円
(写真左)
福島県南相馬の蔵元が、CBD(※)のスタートアップ「ワンインチ」とコラボ。米と一緒にレモンとミントを発酵させ、CBDも配合。晴れやかな気分になれる甘酸っぱさが魅力だ。
※:カンナビジオールの略。リラックス効果などがあるといわれ、欧米を中心に注目を集めている
進化形どぶろくは日本酒の入門にもピッタリ
飲み比べてみると、三者三様の個性があってすごく面白いです! 「翔空」は粒感豊かなテクスチャーと甘味に、ピリッとした刺激が好アクセント。数年前に醸造所に行ったことがある「ハナグモリ」は、力強い炭酸の泡とキレのある酸味に、クリーミーなタッチが絶妙にマッチしています。一方、「サニーデイ」はサラッとソフトな口当たりで、名前の通りレモネードのような甘酸っぱさ。炭酸で割ってもおいしいと思うし、入門にもオススメです。
お米の粒感があってスパイシーな「翔空」は、キャンプでパエリアを食べながら。爽快な酸味が効いた「ハナグモリ」は、ホームパーティーでラムチョップ。「サニーデイ・レモネード」はひとりでまったりしたいときに、レアチーズケーキに合わせると、より楽しめると思います。
今回久々にどぶろくを飲み比べてみて、ハーブや果実を使うなど、自由で多彩になっていて驚きました。どぶろくは日本酒の原型ともいわれていますし、こうした進化系どぶろくから日本酒の世界に入るのも素敵だと思いますよ♡
文/中山秀明 撮影/千葉タイチ ヘアメイク/Hitomi Haga スタイリスト/江原優里