世界最高のサッカー選手、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの“お宝アイテム”が競売にかけられるようだ。

 

現地11月20日、公式X(旧ツイッター)を更新した大手オークションハウス『Sotheby’s』は、「サッカー史の一部を手にするチャンスだ」と綴り、メッシが2022年FIFAワールドカップ・カタール大会で着用したユニフォーム6枚を出品すると発表。収益の一部はレオ・メッシ財団を通じ、希少疾患に苦しむ子どもたちの支援に充てられるという。


これまで数々の伝説を築いてきたメッシだが、キャリア最後のW杯と公言して臨んだ昨年のカタール大会では、アルゼンチン代表のキャプテンを務め、1986年以来、9大会ぶり3度目の優勝に貢献。そして今回、出品される6枚は、決勝、準決勝、準々決勝、ラウンド16、さらにグループステージ2試合で着用していたユニフォームだ。


入札期間は、11月30日から12月14日の約2週間。22年5月には、元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏が“神の手ゴール”を決め、話題となった86年W杯準々決勝・イングランド戦のユニフォームが930万ドルで落札されているが、米紙『The Athletic』など複数メディアによれば、今回の6枚は、1000万ドル超えの落札が推定されている。

 

同オークションハウスでモダンコレクタブル部門の責任者を務めるブラーム・ワハター氏は、カタールW杯について「スポーツ史上最高のイベントのひとつ」と振り返り、その上で、「6枚のシャツ販売は、ファンやコレクターにメッシの偉業とつながる機会をもたらす、オークションの歴史に残る記念碑的な出来事だろう」と語った。

 

最終的には、一体いくらの値がつくのか。多くのファンの記憶に刻まれているアイテムとあり、白熱した入札合戦が繰り広げられそうだ。