河合優実、母親役・田中麗奈から賛辞「本当に素敵な女優さん」
NHKスペシャル“宗教2世”ドラマ編『神の子はつぶやく』(総合 11月3日22:00〜23:30)の取材会が25日、東京・渋谷の同局で行われ、河合優実、田中麗奈、根本真陽、演出の柴田岳志氏が出席した。
左から根本真陽、河合優実、田中麗奈
本作は、親が信じる宗教の信仰を強いられてきた“宗教2世”たちの姿を見つめるシリーズ。10月29日(21:00〜21:49)に長期密着ドキュメンタリー、11月3日に当事者や家族の実体験を基にしたドラマという2本構成で放送される。
田中演じる宗教を信じる母・愛子の元に育てられた長女・遥に扮する河合。宗教2世という境遇の役柄だったが、河合は「宗教という形をとっていますが、親が価値観を押し付けたり、娘が親に伝わらないと思って距離をとるなど、どの家庭でも起こり得るもの」と特別な物語ではないという思いで作品に挑んだという。
田中も「この脚本では愛子が入信していくまでの過程がしっかり描かれていますが、観ている方も、まったく世界が違う話ではなく、誰の身にも起こるかもしれないという身近な存在で観てもらえるのかなと思ったので、奇をてらったことをするのではなく、二人の娘を愛する気持ちや、家庭を守りたいという気持ちを大切に演じました」と役へのアプローチ方法を明かした。
物語では、宗教や宗教2世が題材になっているが、演出を務めた柴田氏は「一番大切にしたのは、今回の家族は特別変わった人たちではないということ。取材をしていて感じたのは、格差や貧困などで心の支えが必要なとき、それが新宗教だったという場合が多い」と述べ、「この作品を通じて、宗教は悪いとか良いということを結論づけるのではなく、それを超えて、自分事として感じてもらえたらという思いで演出しました」と語った。
以前も、河合とは親子役で共演したことがあるという田中は「本当に難しいテーマのなか、二人の娘がまっすぐ丁寧に向き合う姿は尊かった」と河合と根本に笑顔を向け、「河合ちゃんは、投げたものを敏感に目の奥から反応してくださった。本当に素敵な女優さんだなと思いました」と賛辞を送る。
河合も「撮影を思い返しても悲しい気持ちになるようなシーンが多かったのですが、田中さんはいつも軽やかに、太陽のように笑顔でいてくださいました。シーン一つ一つに考えるきっかけを与えてくださり、丁寧に対峙していただきました」と感謝を述べていた。
左から根本真陽、河合優実、田中麗奈
本作は、親が信じる宗教の信仰を強いられてきた“宗教2世”たちの姿を見つめるシリーズ。10月29日(21:00〜21:49)に長期密着ドキュメンタリー、11月3日に当事者や家族の実体験を基にしたドラマという2本構成で放送される。
田中も「この脚本では愛子が入信していくまでの過程がしっかり描かれていますが、観ている方も、まったく世界が違う話ではなく、誰の身にも起こるかもしれないという身近な存在で観てもらえるのかなと思ったので、奇をてらったことをするのではなく、二人の娘を愛する気持ちや、家庭を守りたいという気持ちを大切に演じました」と役へのアプローチ方法を明かした。
物語では、宗教や宗教2世が題材になっているが、演出を務めた柴田氏は「一番大切にしたのは、今回の家族は特別変わった人たちではないということ。取材をしていて感じたのは、格差や貧困などで心の支えが必要なとき、それが新宗教だったという場合が多い」と述べ、「この作品を通じて、宗教は悪いとか良いということを結論づけるのではなく、それを超えて、自分事として感じてもらえたらという思いで演出しました」と語った。
以前も、河合とは親子役で共演したことがあるという田中は「本当に難しいテーマのなか、二人の娘がまっすぐ丁寧に向き合う姿は尊かった」と河合と根本に笑顔を向け、「河合ちゃんは、投げたものを敏感に目の奥から反応してくださった。本当に素敵な女優さんだなと思いました」と賛辞を送る。
河合も「撮影を思い返しても悲しい気持ちになるようなシーンが多かったのですが、田中さんはいつも軽やかに、太陽のように笑顔でいてくださいました。シーン一つ一つに考えるきっかけを与えてくださり、丁寧に対峙していただきました」と感謝を述べていた。